ムヒカ大統領インタビュー   




最近、ウルグアイの有名なムヒカ元大統領が日本のテレビでのインタビューに答えていたのが、とてもよかったという話をよく見かけて気になっていたら、YouTubeにアップしてくださった方がいました。

ありがとうございますm(__)m


「世界一貧しい大統領」として、その人柄、行動、言動、政策に世界中からの注目の集まっているムヒカ氏ですが、昔にはウルグアイに来ていた日本人家族とも交流があり、日本人の文化についてもずいぶんと深いところで理解されていたようです。

この動画には彼にまつわるエピソードが満載されていました。

過去、ゲリラ的極左としての活動を経験を通じて、達した結論も説得力がありますね。

「過激な思想では世界は変わらない。
世界を変えるには文化(人間の意識)から変える必要がある」



そして有名なリオ会議でのスピーチからのクリップも。
消費文化中心な世界に対して、清清しい批判をしている名スピーチです。


撮影中にホームレスの男性に「少しでいいのでお金をください!」と言われ、「少し(コイン)はないのだよ」と言いながら紙幣を渡し、その男性に「いつまでも大統領でいてください!」と叫ばれたり。


また、ヒッチハイクをしていた男性をたまたま乗せてくれたのがムヒカ大統領だったという、世界中に一瞬にして広がったエピソードも紹介されています。


日本に対しては好印象を持っていつつも、現在の日本は「西洋の悪いところばかり真似して、日本の性質、日本文化の根源を忘れてしまっている」とも。

たしかに彼の言うとおり、働くこと、物を買うことにばかり時間やエネルギーが費やされ、気がついたら年を取っていたという人も多いかもしれないですね。

またムヒカ氏が一番望んでいるのは、自分がこの世界を去った後に、世の中をよくしようという若者が出てくれることだそうです。



言葉を弄び、国民を混乱させるようなことばかり言って自らの懐ばかり膨らませているような国のリーダーとは異なり、彼の言葉は一言、ひとことが心から出ている言葉だからこそ、聞く人の心にも届くのでしょう。


世界のあり方、子供や物、お金や時間などに対して、改めて深く考えさせられるような素晴らしいインタビューです。









自由は、ここ(頭の中)に存在しています。


頭の中になければ、自由などは存在していません。









【関連記事】

ムヒカ前大統領の特集の感想集 (人生、波乱万丈さまより)
この動画の感相がまとめられています。

「南米の大統領」となったムヒカ大統領の新スピーチ全文(日本語訳)  (Hana.Bi さまより)


お金ってそんなに大事ですか?
リオ会議のスピーチの動画と書き下ろしを掲載しました。


世界一貧しい大統領がシリア難民児童100人を自宅に受け入れることに


ムヒカ大統領のVWに100万ドルの申し出 「全額をホームレスに寄付したい」