「63歳の普通のおじいさんが『最新のろくでもない』スタイル、つまり自家製カンナビスオイルでガンを治した体験談」
(Grandfather, 63, claims he cured his cancer with 'Breaking Bad' style homemade CANNABIS OIL)
7月21日【Daily Mail】http://www.dailymail.co.uk/health/article-2699875/I-cured-cancer-CANNABIS-OIL.html#ixzz3EWuPK748
【概要】
*昨年末の検査の結果、マイク・カトラー氏の肝臓にガン性細胞が発見される
*自分が死ぬことを心配して、治療法をネットで検索
*カンナビスオイルの存在を知り、自分で作るために「ドラッグ(カンナビス/大麻)」を購入
*オイルを摂りはじめて3日後、極度の痛みが消える
*数ヵ月後の検査では、ガン性細胞が消えていることが判明
*現在、カンナビスによってガンが治療されるか臨床試験が行われている
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ガンと闘病していたおじいさんが、カンナビス・オイルを使用することでガンを完治させることに成功したと話している。
2009年、マイク・カトラー氏(63)は職場で意識を失い、病名を言い渡された。そして同年11月には移植手術が行われた。
その後、何の問題もないと言われたものの、2012年後半にはガンが再発。移植された新しい臓器がやられてしまった。
(画像 Tony Kershaw/SWNS.com)
「自家製のカンナビス・オイルで肝臓がんが消滅したと主張するカトラー氏」
何とか生き延びたいと思った彼は、インターネットで治療法を探し始め、ガンの治療にカンナビスオイルを使うことができるというYouTubeの動画を発見した。
このクラスBの麻薬(訳注:イギリスでは違法麻薬が、罪の重いものから順にA~Cのクラスに分類されています)を摂りはじめて3日後、非常に強かった痛みが消えてしまったという。
今年5月、この9人の孫のいるおじいさんは、ロンドンにあるザ・ロイヤル・フリー病院で生体検査受けた。
医師から新しいガン性細胞が消えてしまったと告げられた彼は、さぞかし安堵したことであろう。
ザ・ロイヤル・フリー病院の広報担当官は、2009年11月の肝臓移植手術以来、ガンの治療は一切受けていないことを確認している。
イーストサセックス州のへースティング出身で、引退した建築業者であるカトラー氏は、次のように話している。
「自分が死ぬかもしれないことがわかるなんて、それは恐ろしい経験でした」
「そんな真っ暗な日々の中、私が持っていたのはラップトップだけ。そんな時に、何か他に助けになりそうなものがないか探しました。自分が死ぬなんて、受け入れられませんでしたから」
「私のガンが治っていたことがわかった時、私はただただ完全にショック状態にありました。私は普通の家族のある男で、麻薬中毒者などではありません。深刻な病気がその麻薬によって治ったのですから」
彼はカンナビスがガンにどのように効果があるかについての動画をインターネットで見た後、カンナビスオイルを使い始めた。
(画像 Tony Kershaw/SWNS.com)
(画像 SWNS.com)
「最初はディーラーから麻薬(カンナビス)を購入していたものの、途中からは自分で栽培し、オイルを作って錠剤を作り、一日一カプセルを飲み始めた」3日後に症状がなくなってから、この薬の供給を安定させるために彼は自分でカンナビスを栽培し始めた。
先週行われたカンナビスの医療目的による使用に関するイベントで、デイビッド・ナット(David Nutt)教授およびブライトンのコミュニティ・センターのキャロライン・ルーカス議員などの講演者に混ざって、カトラー氏も講演者の一人として参加。
カトラー氏は現在、医療目的で他の人の治療にカンナビスオイルやカンナビスのその他の形態のものが使用することが認められるよう、法の改正を求める運動を行っている。
先週、イーストアングリア大学の科学者によって公表された研究結果によると、カンナビスの主な精神活性成分であるテトラヒドロカンナビノール(THC)ががん細胞の成長を抑える効果があることが判明している。
Cancer Research UKという、イギリスのチャリティ団体所属の科学部門広報担当責任者であるKat Arney博士は、次のように話している。
「このような実験は実験室で培養されたガン細胞やネズミの体内のガン細胞を使って行われたもので、この結果はカンナビノイドがガン細胞に対してどのような影響を与えているかを分子レベルで判別する手助けとなりました」
「この結果から将来、もっと効果的なガンの治療法につながる可能性がありますが、現時点では、カンナビスおよびカンナビノイドが患者のガンを安全かつ効果的に治すかどうかを示す臨床試験によるデータがいまだ、充分とはいえません」
カンナビノイドは、脳や神経の活動のコントロール、エネルギー代謝、心臓機能、免疫システム、生殖機能にさえ好影響を与える。
この結果、カンナビスを医療薬品として使用するための研究を強化しているチャリティ団体もいくつかある。
ガン治療に対するカンナビスについてのさらに詳しい情報は、Cancer Research UKのウェブサイトで。
カンナビスオイル:専門家の意見
Cancer Research UKの科学部門広報担当責任者、Kat Arney博士(弊社のオンライン・ニュースのインタビューより)
「カンナビスに含まれる有効成分であるカンナビノイドは、実験室で培養されたガン細胞および動物の腫瘍に対して、さまざまな異なった効果のあることは知っています」
「しかし現時点では、カンナビスおよびカンナビノイドが患者のガンを安全かつ効果的に治すかどうかを示す臨床試験によるデータがいまだ、充分とはいえません」
「それにもかかわらず、一部のガン患者は自らの治療にカンナビスからの抽出物を使うことを選択していることも認識しています」
「そのような患者の話は、正式に行われる臨床試験と比較すると証拠としては弱いですが、研究者がカンナビスによる治療に効果があるのかどうかについて理解する手助けとなりうるでしょう」
「Cancer Research UKは、このような薬をガンにかかった人に最善の効果を与えるためにどのように使用するのが一番か、確固としたデータを集めることを目的に、カンナビスの抽出物や合成カンナビノイドによるガン治療の臨床試験を支援しています」
(翻訳終了)
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【コメント】
この記事は、イギリスの大衆向け・中堅なDailyMail紙からのものです。
最近、他の記事で同じくカンナビスを栽培しているおばあちゃんの話もありました。 最初は上記のおじいちゃんと同じく路上でディーラー(麻薬を違法に販売する人)から買っていたそうですが、
「私、おばあちゃんなのに、こんな道端でディーラーと取引なんてしてたらあかんなあ」
と一念発起して栽培を始めたそうです(笑)。そしてカンナビスを医療目的で必要としている人たちにわけたりしているのだとか。
「人間に一番役に立つ植物、ヘンプ(麻)を与えてやったのに
あいつら、違法にしちゃったよ・・・」
カンナビスの合法化の波が欧米など一部でありますが、これも単なるビジネス利権に成り下がってしまわないことを祈ります。
また、どれだけ効果があったとしても、ガンなどになった場合に「これさえあれば、ガンも大丈夫!」というものだけに頼らず、食生活やライフスタイルなども見直すことも肝心ですね。
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