喫煙が主な原因で、肺の生活習慣病とも呼ばれる「慢性閉塞(へいそく)性肺疾患(COPD)」の予防と早期発見の対策を話し合う厚生労働省の有識者検討会の初会合が11日あった。健康診断に、慢性のせきや、たんといった症状の有無を確認する問診を追加することなどを検討し、今秋に報告書をまとめる。

 COPDは肺気腫と慢性気管支炎の総称。厚労省によると、全国の死者は年間約1万5000人、患者は約22万人。自覚症状がない人まで含めると患者は500万人以上と推定されている。系統的な施策は現在ほとんど行われていない。

 患者代表の委員で落語家・桂歌丸さん(73)は、昨年肺気腫と診断され、約50年吸い続けたたばこをやめた。楽屋から高座に上がるだけで息切れし、すぐに声が出なかった体験を披露し、「たばこが毒だと気づくのが遅かった。早期に発見、治療ができる体制を整えてほしい」と訴えた。【佐々木洋】

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 平城遷都1300年祭を記念して民間団体が公募で選んだマスコットキャラクター「まんとくん」が発表されてから丸2年を迎え、まんとくんが2日、復元された平城宮跡(奈良市)の大極殿を訪れた。
 大極殿には葛城市のマスコット蓮花ちゃんが駆け付け、誕生日を祝福。同市の名産梅酒を使った誕生日ケーキを受け取ると、まんとくんは手を振って喜んだ。公式マスコットのせんとくんは、多忙のため欠席だった。
 まんとくんを作成した市民グループ「まんとくんネット」代表村上正師さん(66)は、「これからも多くのイベントに参加してもらって、平城遷都1300年祭を盛り上げていきたい」と語った。 

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 休日などに許可を得ずに民間企業で働いていたとして、大阪高裁は27日、同高裁事務局の50代の男性事務官を停職9カ月の懲戒処分にしたと発表した。

 高裁によると、職員は平成16年9月~19年2月、兼業の許可を得ず、終業後や休日のほか病気休暇を取得するなどして大阪府内の民間企業で稼働。高所作業車を営業所まで運転するなどの業務に従事した。

 職員は1回で約1万円の報酬を得ており、「1カ月に10~20日間ぐらい働いた。反省しています」と話しているという。

 21年6月、職員が記入した内部書類の年収が、高裁が把握している額を上回っていたため発覚した。

 同高裁の古財英明事務局長は「法令を順守すべき裁判所職員が不祥事を起こしたことは誠に遺憾。職員の規律保持に努めたい」とコメントした。

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