免許を取得後はじめて購入したバイクが納車されたときのことを憶えているでしょうか?

倒すまいと妙に肩に力が入りながらも喜びを噛み締めていたことを憶えています。


そして初めてロングツーリングに出かけた日のことを憶えているでしょうか?

ひどい豪雨の中雨ガッパも用意せず、秋田まで友人とひたすら走り、着いたときは充実感の中倒れそうだったことを憶えています。


あのときは走ることに夢中でありました。

平日も仕事を終えてから夜中まで目的も無く時間を忘れて走っておりました。

正にバイクが自分の足となり、背中に翼が生えたような開放感がありました。

(私が始めて購入したバイク、シャドウスラッシャー もこのブログでこっそりとエントリーしております。)


やがて数ヶ月が経ち、私も「他人と違うスラッシャーにしたい」としてカスタムに没頭しはじめました。

マフラーやローダウンサス等、見た目中心のカスタムでありました。
パーツを換えたりすることはそれなりの満足感があり、所有欲を満たしてくれました。

カスタムすることはバイクの醍醐味の一つであり、それは否定できません。


しかし同時に忘れかけていたのは「走ることの楽しみ」でありました。

身体が剥き出しのまま車と同様の速度で走る爽快感、どこまでも遠くまで行けそうな開放感、これらは上記のように購入当初誰もが感じることであり、これこそがバイク本来の楽しみでありましょう。


「どこまでも楽しく、どこまでも遠くへ・・・走ることこそ全て」

誰が言ったか分かりませんがバイク乗りであれば何かを感じずにはいられません。


車種は変わり、現在もカスタム進行中ですが、はじめてバイクに乗ったときの感動はいつまでも忘れないようにしたいものです。


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