僕のやさしいお兄さん | 闇鍋ハロウィーン

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漫画、小説(主にミステリー)等、好きなものについてだらだらと。
「あぁ、分かる~」とか「へぇ」と思って読んで頂ければ。
腐思考(嗜好?)なので、ご注意ください(^ω^;)

『百鬼夜行抄』 の今市子さんの描かれるBLコミックです。


後輩の久松に言い寄られる柏原聖(さとし)はゲイかどうかを見極めるためと称して、新宿2丁目の店に誘われ、そこで出会った“千人切り”として有名な“王子”に出会い恋をします。

母の葛飾早苗も離れて暮らしていますが、葬儀で再会してオジイちゃんズに託しておけないと同居を希望し、聖はいきなり母と同居することに。

すると、母と一緒に住んでいたのは“王子”の鉄平。勿論、早苗にはゲイであることは秘密です。


という複雑な人間関係なのですが、今市子さんの描き方がうまいんですラブラブ

義兄の柏原彰人が結構イイ味出していて、感じ悪いくせにマザコンだったり、パパ呼びだったり、意外に淡泊な聖親子を驚かせますにひひ

聖が彰人(ゲイではありません得意げ)と鉄平に焼きもち焼いたり、鉄平も聖のことを好きなくせに家族という縛りで思いを告げるわけにも行かずと色々なところでヤキモキさせてくれます。

早苗も離れていた分、聖と親子の距離を縮めたいと悩んだりと単なるBL漫画じゃないので、普通にも読めると思います。

今市子さんですから、各キャラクターがちょいちょい笑わせてくれるので、深刻に見えすぎず、人間関係にじんわりしたりとおススメですニコニコ


でも、気づいたら4巻まで出てたあせるしかも、もうすぐ5巻出るしショック!

僕のやさしいお兄さん 4 (花音コミックス)/今市子


   著者:今 市子

   出版社:芳文社(花音コミックス)

   2007年8月~

   4巻(2011年9月)