アーシアン | 闇鍋ハロウィーン

闇鍋ハロウィーン

漫画、小説(主にミステリー)等、好きなものについてだらだらと。
「あぁ、分かる~」とか「へぇ」と思って読んで頂ければ。
腐思考(嗜好?)なので、ご注意ください(^ω^;)

これもすごくハマった高河ゆんさんの漫画です。そういや、書いてなかったあせる

一時は未完で終わるのかもと危惧しましたが、ちゃんと完結してくれたニコニコ


色使いもすごく好きで、主人公が天使と呼ばれる地球外の星の人たちというのも、主人公が軍人という私好みな要素が満載でした。

が、何よりも影艶(かげつや)とちはやの関係もよかった音譜


地球はずっとエデンと呼ばれる地球から遠く離れた星から監視されていて、影艶とちはやはその調査員です。

「地球は滅ぶべきなのか存続するべきなのか」を調査員たちに監視されていて、調査に偏りが出ないようにプラスチェッカーとマイナスチェッカーで組んで調査してます。

ちはやは地球人が好きなのでプラスチェッカー、影艶は地球人嫌いな貴族なのでマイナスチェッカーです。

二人は調査のため、場所を変えて、色々な地球人と交流しながら調査を進めていきますが、影艶とちはやが惹かれ合っていくのも大きく流れるストーリーです。

天使は同性に惹かれやすいという設定で種として終わりに近づいているのではないかとの危機感を持つ天使たちが禁じられている同性愛、ちはや達が途中出会うアンドロイドの多紀の「生きるとは何か」等、色々なテーマが盛り込まれていて、読み応えあると思います。


影艶とちはやが結ばれたシーンとその後の裁判でもすごく泣かされましたしょぼん

これはここであまり語ってしまうとつまらないと思うので語りませんが、是非読んで欲しいです。


でも、同人誌で発表されていた本編以降の話もよかったと記憶してます。

高河ゆんさんは魂を語るのがうまい作家さんだと思うのです。

『源氏』 も完結させて欲しいんですけどねぇガーン


好きだったカラーでの新書館版↓
アーシアン 2 (WINGS COMICS)/高河 ゆん


   著者:高河ゆん

   出版社:集英社(創美社コミック文庫)

   1987年~1995年連載(連載は新書館のウィングス)

   5巻