書いたと思っていたら、まだ書いてなかったのね
綾瀬千早は小学6年生のとき、競技かるたの永世名人の孫である転校生・綿谷新(あらた)から競技かるたを教えてもらう。
かるたを通じて、新と千早と同学年でスポーツ万能・成績優秀な真島太一は仲良くなるが、小学校の卒業を機に3人は離れ離れになってしまう。
千早はかるたで新と再会することを信じて、同じ高校に入学していた太一も誘い、入学した高校でかるた部を作る。
『ヒカルの碁』 同様に随分、“和”な世界をテーマにしているのを面白いと思って読んでみたら、思った以上によかったです
ヒカ碁もそうですが、なかなかスポ根だと思う
といっても、ありえない必殺技の特訓はないけど
ルールを理解して読めば面白さは倍増かもしれないけど、分からなくても、まぁ、盛り上がれる
団体戦での優勝を目指したり、目指すためにクラブの体制作りとか、そこに人間ドラマが入ってくるので、熱く読める
多くいるキャラクターのそれぞれのかるたとの向き合い方が描かれているのもいいです
17巻のラストでは合宿先で7戦全勝の太一を「すごい、すごい」と言う千早に、「何余裕こいてる?お前だってあぶない」というヒョロの言葉に千早が「太一にはたいてい勝つよ」というとヒョロが「公式戦で当たったことないだろ?」思い出したのは『ヒカ碁』 です
倉田6段がアキラに向かって言う言葉。
「キミって上ばかり見てるんだな。ほんとうに怖いのは下から上がってくる奴らだ」
ってなことを言うのですが、上ばかり見てると、自分のレベルに並ぼうとする者に足元すくわれる、という話でした
また、『ヒカ碁』読み直そうかな。
著者:末次 由紀
出版社:講談社(講談社コミックスビーラブ)
2007年~
17巻(2012年6月13日)