必見。平成南海トラフの巨大地震は、いつ起きる? | 臥竜の知恵(先見の眼)

必見。平成南海トラフの巨大地震は、いつ起きる?

メモ【はじめに】
平成20X X年、平成南海トラフの巨大地震が発生する。その確率は2035年以降で、50%~60%であり、本来であれば、まだ先の話である。ところが、近年、我が国でM6以上の大地震が、年間、高い頻度で発生しており、その動向を見てみると、今回、懸念されている宝永クラスの巨大地震(太平洋沿岸一帯にある600km~700kmに及ぶ活断層の海溝型巨大地震)が起きる時期は、過去の地震の記録(南海トラフ発生までの経緯)から見ても、以外に早いのではないかと思わせるような展開なのである。そこで、今回は、近年に発生した伊豆諸島大島、三宅島の噴火以降、各地方で発生した大地震の記録を基に東日本と西日本それぞれに起きた地震の記録をまとめてみたので、ここに報告する。

モグラ【近年我が国で起きた大地震の動向。東日本と西日本の地震の傾向性】

ドクロ20 X X 年 平成南海トラフの巨大地震発生はいつ頃?波

1)政府の地震調査研究推進本部の予測。
平成南海トラフの巨大地震は、2035年 50%~60%の確率で発生(妥当な見解)

2)2018年6月 ジュセリーノ氏が予知夢で予言した平成南海トラフの巨大地震。

3)今回の南海トラフの地震は早まる。2020年頃を主張している地震学者もいる。

 
           空白域の10年間


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ダウン下記の年表示は、2017年を同年として考えた場合を提示している。
       東日本           西日本
10年前 新潟上中越沖地震 M6.8    愛媛県北東部地震 M5.8
    能登半島沖地震 M6.9    沖縄本島北西沖地震 M6.4       
    三重中部地震 M5.4      宮古島北西沖地震 M6.7
    十勝南東沖地震 M5.9    京都府沖地震 M6.6 
    北海道浦河沖地震 M5.4   大分県中部地震 M4.8
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11年前 千島列島沖地震 M7.9    大分県西部地震 M6.2

12年前 三陸大地震 M8.1      福岡県西方沖地震 M7.0
    宮城県沖地震 M6.3
    宮城県沖南部地震 M7.2
    茨城県沖地震 M6.1
    千葉県北東部地震 M6.1
    釧路沖地震 M6.4
13年前 釧路沖地震 M6.9
    釧路沖地震 M7.1
    新潟県中越地震 M6.8    紀伊半島南東沖地震 M7.4
14年前 十勝沖地震 M8   
    宮城県北部地震 M6.4
    宮城県沖地震 M7.1
15年前 宮城県沖地震 M6.3
    青森県東方沖地震 M6.1
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16年前 青森県東方沖地震 M6.4    広島芸予地震 M6.7
                  鹿児島県桜島噴火 (~11年前)メラメラ
17年前 伊豆三宅島の火山噴火メラメラ   鳥取県西部地震 M7.3
    伊豆諸島近海で地震 M6.5
    石川県西方沖地震 M6.2
    千葉県北東部地震 M6.1
    北海道 有珠火山噴火メラメラ
18年前 釧路支庁中南部地震 M6.3
 北海道駒ヶ岳火山噴火(~18年前)メラメラ
19年前 岩手県内陸北部地震 M6.2  石垣島南方沖地震 M7.7
20年前              鹿児島県北西部地震 M6.4
                  山口県北部地震 M6.6
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21年前 秋田県内陸南部地震 M6.1
22年前             兵庫県南部淡路大震災 M7.2
23年前 北海道東方沖地震 M8.1               
    三陸はるか沖地震 M7.5
    青森県東方沖 M7.5
24年前 釧路沖地震 M7.8             
25年前 北海道奥尻島北方沖 M7.8
26年前             長崎雲仙普賢岳噴火(~22年前)メラメラ
32年前 千葉県東方沖地震 M 6.7
    伊豆大島三原山山頂で火山噴火メラメラ
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メモ【今までの経緯と総括】
1)この先、最も懸念されている南海トラフの超巨大地震、これについての発生時期は、既に、政府の地震調査研究推進本部にて確率的に予測(2035年頃で50~60%の確率)されている。しかし、最近になって、話題の人、ジュセリーノ氏が予知夢によって、我が国の太平洋沿岸地域で、スマトラ沖地震M9以上の巨大地震が、2018年6月に発生すると言い切ってしまったのである。しかも科学的根拠は何も無い。

2)ところが、日本の地震研究の第一人者である京都大学の安藤教授の説によると、今世紀の平成南海トラフの巨大地震発生時期は、早くて2020年頃に起きる可能性があることを示唆しており、以下の理由を挙げている。1946年の昭和時代に発生した南海トラフの地震は、宝永地震や安政地震とは違って、比較的規模の小さい事例であった為、エネルギーが残った状態となっていると言う。その為、『次の地震は非常に短い間隔で起こり得る』と分析している。

ドクロ上記安藤教授による南海地震の予測は、こちらからクリックしてご覧下さい。

目 古文書らの記録から、過去に周期的に発生した南海トラフ地震は、近年に近ずくにつれて、その発生間隔が短くなっている。(下記参照) 何故?

波 南海トラフの巨大地震、過去の記録。
684年の天武地震発生。203年後887年の仁和地震発生。212年後1099年の康和地震発生。262年後1361年の正平地震発生。137年後1498年の明応地震発生。107年後1605年の慶長地震発生。102年後1707年の宝永地震発生。 147年後1854年の安政地震発生。92年後1946年の昭和地震発生。70年後平成南海トラフの巨大地震を予測。(安藤教授説)

3)上記理由から、過去に発生した南海トラフ地震の事例を挙げ、その前後に起きた各地方の地震や火山活動について調べてみた。その結果、南海トラフの地震が発生する前に、幾つか共通している点があることに気がついた。特に挙げられるものとしては、①伊豆諸島の大島、三宅島の噴火時期(平均17年後、南海トラフ地震発生)、②西日本において、南海トラフ地震10年以内に起きているM6以上の大地震は、特定の地域であった。(主に九州地方、近畿地方、近畿地方は既に南海トラフと連動して起こることが分かっている)③その他、気になる事項(前回以降の記事参照)

4)今回、近年我が国で発生した火山の噴火活動及び各地方の地震の動向について、南海トラフの巨大地震が発生する時期を2017年頃(同年)と予測して調べてみた。すると驚くべきことに、今までに発生した過去の南海トラフ巨大地震前に起きた火山活動や各地方で起きた地震の傾向性を、まるで総括しているようなパターンであることが分かった。もし、地震年表の経緯が的を得ているとするならば、10年後、南海トラフの地震が発生しても不思議でないように思われた。つまり、現代の地震の動向は、過去に起きた地震の動向とそっくりなのである。

5)次回のテーマは、『過去の南海トラフ地震前の記録が意味するもの』です。更に詳細に追求(現代の地震動向の空白域に関しても考察)してみたいと思います。