魂から輝かす☆スピリチュアルコンサルタント chise(ちせ)です薔薇


「ある父親と娘の物語」「ある父親と娘の物語②」 、「ある父親と娘の物語③ 」のつづきです。



そして、今年の春に


父の父親(私の祖父、私が生まれてすぐに亡くなっています)が


私のところへやってきて


父やおばあちゃんにあることを伝えてくれと言われ


おじいちゃんの想いを託されました。



数年前に父に「おじいちゃんのことについて教えて!」と言ったら


「俺の前であいつの話は二度とするな!」


と物凄い拒絶されたことがあったので


今回はとてもデリケートな内容なだけに、


父が素直に受け入れられやすいように、慎重に慎重に準備をしました。


結局2ヶ月ほど準備をして、いよいよおじいちゃんの言葉を伝える日がきました。



おじいちゃんからのメッセージは



息子と祖母への謝罪の言葉でした。



父はそのメッセージを聞いて、


「父さん、なんか悲しくなってきちゃった」と涙を流し始めました。


父だけでなくその場に居た家族全員が涙を流していました。


もちろん私は号泣しながら伝えていました(笑)



父には、父親との想い出がなにひとつないそうです。

だから、父にとってはいないも同然。



けれども、父は祖父と同じ職業に就きました。


祖父も店名が通りの名前になるくらいの一流の料理人だったそうです。


確実に血が流れている証拠でしょう。



今まで自分の父親のことなんて、


まったく考えたりしなかったのに60歳を過ぎてから


「父さんは、どんな人だったんだろう?」と。


考えることが増えてきていたそうです。


まるでこの日を迎えるために、無意識的に心の準備をしていたかのようでした。



「ある父親と娘の物語⑤」 へつづく...


最後までお読みくださりありがとうございます!

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