・猫背の人は要注意!姿勢と自律神経の関係について
こんにちは。金本です。
本日もご訪問くださり、誠にありがとうございます。
さて、前回では、猫背改善ストレッチのやり方をご紹介
致しましたが、今回は、姿勢と自律神経の関係についてお伝えします。
なぜならば、姿勢と自律神経は密接な関係だからです。
特に、猫背の方は必ずお読み下さい。
猫背は、交感神経を優位にしてしまいやすい姿勢だからです。
■なぜ、姿勢が悪いと自律神経も乱れるのか?
姿勢が悪い。というと、いろいろありますが、ここでは、
分かりやすく、猫背についてお話を進めて行きます。
まず、猫背の方は、横から姿勢を見て頂くと分かりやすいのですが、
背骨のS字ラインが崩れてしまっていると思います。
背骨のS字ラインは、人間が歩くときの地面からの衝撃を和らげる
クッションにもなっています。
しかし、S字ラインが崩れると、そのクッション性が失われるため、
背中の筋肉などに強い負担がかかります。
そのため、S字ラインが崩れている人は、腰痛になりやすいと言えます。
しかも、筋肉に強い負担がかかる。ということは、常に緊張状態に
なるわけですから、交感神経を優位にさせてしまいます。
そのため、姿勢は自律神経と深い関係があると言えます。
さらには、猫背などの姿勢は、やや前屈姿勢なわけですから、
内臓を常に圧迫している状態とも言えます。
内臓を常に圧迫しているということは、内臓の血流が悪化して
内臓機能を低下させる可能性もあります。
また、腹式呼吸もやりにくいですから、正しい呼吸を行うことが
できにくくなり、結果、交感神経が優位になりやすいと言えます。
猫背は前屈姿勢によって、内臓を圧迫させ、血液の流れを悪くし、
内臓の機能を低下させる可能性が高い。
姿勢は自律神経にも大きく影響を与え、また、内臓などの機能を
低下させるため、姿勢を正すことは健康を維持する上では、
必要不可欠と言えるでしょう。
■長時間の同じ姿勢も自律神経に悪影響を与えます。
もしあなたが、デスクワークなど長時間、同じ姿勢を続ける環境で
あるならば、その姿勢もまた、自律神経に悪影響を与えます。
なぜならば、運動不足ももちろんありますが、同じ姿勢を続ける。
ということは、限られた特定の筋肉しか使わないため、血液の流れが
悪くなり、結果、内臓などへの血液の流れも悪くなるからです。
同じ姿勢を続ける、体を動かさない、ということは、それだけ、
筋肉を使わないことにもなる、または、筋肉が緊張し続ける
ことにもなるため、血液の流れが悪くなり、首や肩こりを招きます。
そして、それを続けると、今度は交感神経が緊張し続け、自律神経の
バランスが乱れ、冷え、頭痛、耳鳴り…
といった、病院の検査でも分からない不定愁訴に悩まされる
ことになるんですね。
私自身も、長時間パソコン作業を行うこともありますが、その時は、
必ずといってよいほど、首や肩がこって、手足が冷えてきます。
この冷えこそ、血液循環が悪くなっている証拠です。
猫背や同じ姿勢は自律神経を乱すだけでなく、このような
心身の不調を招く原因にもなります。
前回ご紹介した、猫背改善ストレッチを初め、以下の動画のような
自律神経を整える方法などを、合間 合間に行ってみて下さい。
継続していけば、きっと、冷えや心身の不調が軽減されるはずです。
>> 自律神経の乱れを整え、心身の不調を軽減する方法
>>前回の記事「猫背改善ストレッチで心身の不調も改善!」
それでは、今日も最後までお読み下さり、ありがとうございました。
金本 博明