こんにちは。金本です。
本日もご訪問くださり、誠にありがとうございます。
さて、前回ではうつ病から職場復帰に向けたリハビリにおいては、
まずは、室内でできる範囲のことから徐々に慣れて行くこと。
朝起きるのがつらい時は、眠りたいだけ眠り、無理して起きないこと。
そうすることで、しばらくしてエネルギーが充電されると、身体を
動かすことが出来るようになる。
そして、もし、うつ病から職場復帰に向けたリハビリ期に、
症状が悪化した場合には、無理して頑張れば頑張るほど、
かえって症状が悪化してしまうため、1ステップ前に戻ること。
うつ病から職場復帰に向けたリハビリも、時間がかかるものである。
ということを、予め認識しておくことが大切です。
着実に、職場復帰への道のりを進む場合には、まずは、
洗濯や掃除など、出来る範囲のことから行い、行動範囲を広げて
いくことが大切です。
それらが出来るようになって、初めて、外出の準備に移ります。
ただし、ここでいきなり外出することは危険です。
今回は、その、うつ病から職場復帰に向けたリハビリ期における
外出時の注意点について、お伝えいたします。
■うつ病のリハビリにおける、外出時の注意点
まず、いきなり外出することはせずに、外に出かける服装に
着替えたり、お化粧をする。
男性にしろ、女性にしろ、髪を整え服を着替え、オシャレをしてみる。
そして、外を歩いて出かけているイメージをしてみて下さい。
- ステップ1.服を着替えたり、髪を整える。
- ステップ2.外を歩いているイメージをする。
これらのイメージを行ってから、初めて外出することが無難です。
なぜならば、イメージしているだけでも自律神経には刺激を
与えることができるからです。
1.ですから、まずは着替えてオシャレをして、近所を散歩している
姿をイメージする。
2.どこに何があるのか? 道の幅、人通りの多さ、どのような
お店があるのか? 静かな所か、車の通りが多いか? など、
近所の様子を思い浮かべながら、頭の中で想像してみて下さい。
姿をイメージする。
2.どこに何があるのか? 道の幅、人通りの多さ、どのような
お店があるのか? 静かな所か、車の通りが多いか? など、
近所の様子を思い浮かべながら、頭の中で想像してみて下さい。
うつ病のリハビリ期に、いきなり散歩に出てしまうと、
工事中の音がうるさかったり、知り合いの人に会ったり、
太陽の光を強すぎたり…などなど、刺激が強すぎて、
外出できなくなる可能性があります。
それを避けるためにも、まずは、少ない刺激から初めていき、
徐々に慣れてから、実際に、外を散歩されることをオススメ致します。
これらのステップをクリアしたならば、実際に散歩をしてみます。
■実際に外出される際は、5分の散歩から。
で、実際に外出する初日などは、10分~30分の散歩だけでも
かなり刺激が強かったり、疲労を感じたりします。
なので、まずは5分でも良いので、家の周りを散歩しながら
小さな刺激をいろいろ受けてみて下さい。
5分から初めて、家の周りの刺激程度であれば、何ら問題がない。
という場合は、10分ぐらいの時間に増やし、散歩する距離を
伸ばしても良いかも知れません。
このあたりは判断が難しいところもありますが、その時その時の
ご自身の体調に合わせて、調節されると良いかと思います。
ご自身での判断が難しい場合は、ご家族の方や 専門家、主治医の
先生とご相談の上、決めて行っても良いでしょう。
うつ病から職場復帰に向けたリハビリ期は、このように刺激を
少しずつ増やしていくことが大切です。
1日合計で3~4時間ぐらい外出 ( 散歩や買い物 )できる
ようになれば、職場復帰できる日も近くなっていると言えます。
尚、仕事が主にデスクワークの方、パソコンを使われる方は、
実際に、ご自宅でパソコンを使ったりしてみて下さい。
パソコンを使う時間も、いきなり1時間は刺激が強いと
思いますので、まずは 10分~15分ぐらいから初めてみて下さい。
それで大丈夫であれば、20分、30分…と徐々に使う時間を
増やしていくようにしていくと良いでしょう。
何事も、焦らずに出来る範囲のことから、小さなことから
1歩1歩 着実にステップアップしていくことが大切です。
以上、うつ病のリハビリ期における外出時の注意点について、
お伝えいたしました。
それでは、今日も最後までお読み下さり、ありがとうございました。
>> 自律神経の乱れを整え、心身の不調を軽減する方法
>>前回の記事「うつ病から職場復帰に向けたリハビリ期の対策「室内編」
金本 博明