こんにちは。金本です。
本日もご訪問くださり、誠にありがとうございます。
さて、前回では職場復帰後の数か月間が、うつ病が再発しやすい時期
でもあるため、うつ病から職場復帰に向けたリハビリがとても大切である。
その時期の過ごし方によって、再発を予防することが可能になる。
ただし、うつ病の職場復帰へ向けたリハビリは、
- 症状が悪化した場合は、1ステップ後に戻る
- 焦らず、しっかりと時間をかけて行うもの
という認識を持つことが大切であることを、お伝えしました。
そして、
・職場復帰リハビリ中は、まずは自分の生活リズムで生活すること。
朝が起きられなかったら、無理に起きなくても良いこと。
ゆっくりと休んで、エネルギーを補充することができれば、午後から
少しずつ動けるようになる。
とお伝えしました。
今回は、そのうつ病から職場復帰に向けたリハビリ期における
対策についての続きをお話していきます。
■義務感を負うことなく、できる範囲のことを行っていく。
まず、うつ病から職場復帰に向けたリハビリ期は、どうしても
掃除や洗濯、病院に通院している方は、
「 やらなければならない、病院に行かなければならない… 」
などなど、必要以上に気負いすぎたり、焦ったり、できなかった場合、
それに対して自分を責めたり、落ち込んだりしがちです。
しかし、義務感を負うことなく、できる範囲のことから行って
少しずつ行動量を増やしていくことが大切です。
そして、少しずつ動けるようになれば、必要最小限のことだけを行う。
体力があるようであれば、窓を開けて外の空気や 太陽の光を
お部屋の中に入れるようにしてみて下さい。
外気に触れることは、季節を感じることにも繋がり、自律神経に
とっても良いことですし、太陽の光を取り込むことは、
- 体内時計をリセットさせ、
- 睡眠を促すホルモンの分泌を促進させ、眠りを促す
などなど、自律神経にも睡眠バランスにも効果的です。
そうすることで、自律神経のバランスが整い、活動の神経(交感神経)
が上手く働くようになり、身体は活動モードになります。
うつ病からリハビリ期の時、体が回復してきたら、このように
徐々に刺激を増やしていくことが大切です。
■うつ病から職場復帰に向けたリハビリ期の最初の頃は、
- 太陽の光を浴びる
- 窓を開けて外気を取り込む
だけでも十分な刺激になりますので、初めはそれだけでも良いです。
身体と脳に刺激を少しずつ与えながら、少しずつ活動・休養を
繰り返しながら、徐々に慣らしていくことが大切です。
家の中のこと、家事や掃除などが出来るようになるぐらいまで
回復・行動できるようになれば、今度は外出していく準備です。
うつ病から職場復帰に向けたリハビリ期の初期の頃は、このような
ことに気を付けてみて下さい。
そして、まずは、お家の中でできることから初めていくことが、
とても大切です。
次回は、外出時に気を付けるポイント、何を行っていけば良いのか?
解説して行きたいと思います。
それでは、今日も最後までお読み下さり、ありがとうございました。
>> 自律神経の乱れを整え、心身の不調を軽減する方法
>>前回の記事「うつ病対策:うつ病後期(リハビリ期)の対策」
金本 博明