今年の初釣りは趣向を変えて、三平の「初釣りの巻」のように寒バヤで始めようと思った。

 

とは言えここはカナダ。ウグイはいない。ところがカナダウグイと言ってもいいほど似た魚がいるのだ。その名はピーマウス

 


そういうわけで、8年前の2006年5月にピーマウスを釣ったフレイザーリバー支流へ行ってみた。ログブーム(丸太の貯木場)の下の深みにいるかもしれないと思い、ホリデー小継のドボン仕掛で狙うつもりでいた。

 

ログブームの近くにはアザラシ(ハーバーシール)が二頭もいたので、魚はいるはずだったが、潮の関係で水位が高すぎてポイントに近づけなかった。

 

 

ウェーダーなら楽勝だっただろうが、あいにくこのコディアックブーツを履いていた。これ、ウィンターブーツで雪の中とか歩くための物のくせに完全防水じゃないのだ。だから水の中では全く無用の長靴ならぬ長物。昔アイスフィッシングで使っていて、気温が上がって来て氷の上に水が張って来た時にひどい目に遭ってしまった。

 

 

仕方なくグラスミノーSSオリーブのキャロライナリグをスピニングタックルで曳いてみたが、全くヒットなしだった。

 

 

 

こんなわけで、あまり幸先のいい年明けとはならなかったが、いいこともあった。

 

ICBCから自動車保険の更新の通知が来たが、いつもならあるはずの、二年に一度の排気ガスチェック(エアケア)の催促がない。ひょっとしてと思って調べてみたら、なんとうれしいことに去年いっぱいでこの制度は終了していた!バンクーバーの空気中の排ガス濃度が目標以下に到達したからだそうだ。

 


さらば、エアケア。二度と復活しないでくれ

 

まあ、車でほとんど待たずに検査場に入ってせいぜい15分で済むものだったが、一回45ドルも取られていたし、もし不合格の場合、合格するように修理しなければならなかった。幸い不合格になったことはなかったが、愛車チェロキーももう15年選手で28万キロ以上走っているので、最近は検査のたびに修理費次第では廃車という可能性を考えて憂鬱にさせていたものだった。

 

 

 

 

これでしばらくは愛車チェロキーに乗れそうだ。無事故14年でいまだに1000ドル(約10万円)以上の保険料を払わなければならないのは全く納得できないが、小さいエンジンの車に買い換えるよりは維持し続けるほうが経済的なのは自明のことだから。