毎週全レースをくまなくチェックし、展開やレース中の不利などを細かに分析している、UMAJIN社が誇る「レースビデオ班」の今週の注目馬をお届けします！
まずは、先週取り上げた注目馬の回顧から。条件戦は割愛させていただき、重賞出走馬のみお伝えいたします。
日経新春杯
ムイトオブリガード(6着)
「五分のスタートを切ったあと、促しながら中団につける。道中は外枠から上手く馬群の中に潜り込めたが、勝負どころの反応ひと息で直線に向いてもいつも伸びが見られなかった。今回は14キロ増が応えた印象。絞れてくれば結果も違うはず」
☆☆☆今週の注目馬☆☆☆
土曜中京10R なずな賞出走予定
トロイメント
「前走の未勝利では直線で外に持ち出されてから強烈な末脚を見せて未勝利脱出。掲示板続きの歯痒い結果に4馬身差の快勝でピリオドを打った。420キロ台の小柄な牝馬だが、ハイペースや坂を苦にしないタフな馬で昇級の壁も気にしないだろう。1400mに短縮されるが手薄なこのメンバー相手なら差し切りが濃厚。ここを勝って重賞戦線に名乗りを挙げる」
土曜中山11R 初富士S出走予定
ウインフェニックス
「ロス無く立ち回った前走は直線で馬群を割り、前に入られてもしぶとく脚を使っていた。レース上手な面は存分に見せつけたが、時計が若干速かったか。この時期の芝なら高速決着になることもないだろうし立ち回りの上手さとレースセンスで圏内の1頭」
日曜京都10R 舞鶴S出走予定
タイキフェルヴール
「1番人気に推された前走はゲートで遅れてしまい、1コーナーまでに無駄脚を使ってしまった。終始外を回り、直線では早め先頭から押し切りを狙ったが後ろの馬に差されて5着。チグハグな競馬になってしまったが、能力の高さは十分にアピールした。関西圏のレースになるがそれほど強力なメンバーはおらず、叩き2戦目で力を発揮できれば勝ち負けが期待できる」
日曜中山11R AJCC出走予定
フィエールマン
「菊花賞は互角のスタートから中団の位置取り。道中は馬群の中を追走し、2周目の4コーナーから直線の入り口で少しゴチャついてはいたが、バラけてから追い出すと鋭伸。前を行くエタリオウとの叩き合いをハナ差だけ制した。キャリア3戦、3カ月半ぶりのレースで勝ち切るあたり、素質は非凡。それに乗れているルメール騎手の手腕もあと押しした結果だろう。ポン駆けの利く気性だけに久々のレースでも底力の違いをみせつける可能性が高い」
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