さて、数珠は、来ました。
でも、やっぱりインド製。欠けていたりクラックが入っていたりして、まあ、お値段なりの品質です。３０００円くらいだったでしょうか。しかし、いい加減大国ですよね……。中国製のは、綺麗だけどプラスチックとかガラス玉の偽物だったりするので、それよりはクラックありでも本物であることには間違いないんですけど。
しかし、光の入り方によってシラー（キャッツアイみたいな白い模様）が綺麗に見えるビーズもあって、なかなか気に入っています。最初、タイガーアイや水晶より軽かったので、プラスチック？とか思ったのですが、プラスチックでクラックや欠けはないですよね……。ある意味、天然の証です。
色は、白というより灰色っぽいです。で、調べてみたら、シルバームーンストーンというのがあるらしいのですが、あっちに近い色をしています。これ、シルバームーン？
身につけてみて、心配していた「精神が過敏になりすぎる」ということもなく、何故か母と流暢に会話ができました。
母からは、色んな事を聞きました。本来、父と結婚する気はなかったそうです。周り（父方の祖父母・母方の祖母）がどちらかというと結婚させたがって、自然と結婚することになったようで。
それまで母は、「男の人は汚い、いつもエッチなことばかり考えていて不潔！」と思っていたようです。だから、父と結婚するまでは彼氏もなく、ずっと仕事一筋でやってきたとか。
しかし、父は結婚するまでは母に手を出さず、仲の良い男友達程度の付き合い方だったといいます。父からは一応プロポーズらしきもの（「俺の所に来る？」と言われた）はされて、母もまあ、この人ならいいかと諦めがついたそうです。
でも、右川家に嫁いで一番びっくりしたのは、父以外が普通にケンカしていたということで。比較的穏やかな家庭だった母の家から出てきたので、「この人たちはどうして一つ屋根の下に暮らしているのにケンカばかりするんだろう？」と疑問だったとか。
祖父と祖母は毎日ケンカしていたのですが、当時まだ家にいた叔母と祖父母もよくケンカをしたそうです。殴り合いまではいかなくとも、口喧嘩は当たり前。時には祖母が叔母に手を上げることもあったとか。
で、後で占星術をしてみたら、祖母と叔母は射手座で、カッとなったら黙ってはいられないけど、後にも引きずらない性格。で、祖父も同じ火の星座で、牡羊座。これも、闘争本能が強く、でも気性はさっぱりとしていて、やはり引きずらない性格だとか。
ということで、ケンカばかりしていても一緒に暮らせていたのは、ケンカしても根に持たない主義だったからなのでしょう。むしろ、ケンカがコミュニケーションだった可能性もあります。
父は大人しく、まさに草食系。ですが、いささかマイペースすぎて、母が戸惑う場面もあったとか。今は、「まあ、こういう人だから」で済んでいます。
私から見たら、母も根っこは頑固な人だと思うのですが、賢い人でもあるので、祖父母や叔母ともうまくやって行けたと言います。
というか、祖母が特に強烈な人なので、一回だけ文句を言ったら、１０倍になって返ってきたので、それから一切文句を言わず、「はいはいわかりました」で受け流すようになったそうです。
祖母もまあ、怒らない限りは愛情深くて非常に尽くすタイプなので、母ともやっていけたようです。
昔、親戚から「お宅は嫁姑仲が良いわね。なにかコツはあるの？」と聞かれて、祖母が「そんなもんない」と言ったところ、「それは、きっとどっちも賢いからよ」と言われたのを祖母が嬉しそうに話していたのを聞いたことがあります。
実際、祖母は教育はあまり受けていないのですが、頭はキレる方です。いや、性格も「キレ」るんですが。キレるの使い方が２種類当てはまる人なので……。
以前、「俺俺詐欺」がかかってきた時は、「私じゃわからない。弁護士やってるお客さんが来てるから、代わってもらう」と返し、見事に撃退したのです。
次に、弟の名前を騙ってきた詐欺の時は、ニートな弟が家にいたので、「……あんた、家にいるじゃない」と言ったら電話が切れたそうで。
さすが自宅警備員だな！
おっと、石の話しないうちに長くなってしまいました。まあ、右川家はこんな感じですよ、ということで。
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