悪人が好きよ | 魔法石の庭ver.2

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 最近、歴史ものにハマっている私ですが、どうも織田信長は好きになれません。
 どの作品でも。何でかな?と思っていたのですが、多分、私がキムタクを好きになれないのと一緒だと思います。なーんか、「俺様」な感じなんですよね。カリスマがあるのはわかりますが、私はあんまり「俺が俺が」という人は好きではないんです。

 私としては、むしろ狸オヤジと言われる、家康の方が好きです。秀吉は普通かな……。家康は、なんだかんだ言って、太平の世を作った人ですしね。「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」と称される人柄も、なんか好きです。

 しかし、私が注目しているのは、宇喜多直家や斉藤道三などの悪人!散々色んなところで「策略家」「非情」とされている悪人勢ですが、裏を返せばそれだけ先見の明があり、世渡り上手とも言えます。宇喜多直家などは、史実によると、親族には謀略の限りを尽くす「悪人」なのですが、部下に対してはどんな失敗をしても、それを必要以上にとがめなかったという一面もあったそうです。

 まあ、戦国武将では、圧倒的に信長が人気あるんでしょうけどね。
 戦国時代のドラマでは、本能寺の変が一番の見せ所とも言われており、視聴率もぐんと上がるのだそうです。
 今回の大河でも期待していたのですが、「人間50年~」を歌わなかった時点で「あれ?」と思いました。ただ、つぶやくだけだったのですよね。信長なら、やはり燃えさかる炎の中、踊りながら「人間50年~」を歌わねば!と思うのですが。

 しかし、本能寺の焼け跡から信長の遺体が見つからなかったのはご存じでしょうか?
 一説によると、家康の天下に、顔を隠した僧侶が(名前忘れました)いわゆる軍師役として家康をサポートしていたらしいのですが、その僧侶の出生や、今までどこで何をしていたのかが不明だそうです。
 で、持ち上がったのが「僧侶=信長」説。信長は本能寺から逃げ延び、家康に仕えたというのです。
 うちの母にその話をしたら、「いくら何でも目つきとかでわかるでしょ~」と一蹴されてしまったのですが、そう考えるとロマンがありますよね。

 しかし、悪人好きなら、私、アウトレイジとかも好みかもしれません。
 バイオレンス映画って、あんまり好きじゃなかったんですけど。だって、キャッチコピーが「全員、悪人」ですよ。でも、北野映画は「ドールズ」と「菊次郎の夏」しか観ていないのですが、ドールズは私が若すぎたせいか、あまり記憶に残らず。菊次郎は、泣きました。
 多分、たけしはもし息子ができていたら、こうして育てたかったんだろうな、とか、幼少期にそうして父親に接して欲しかったのかな、と考えさせられる映画でした。

 特に、子供がたけしを探してうろうろしている場面で、たけしがドラム缶をかぶって、驚かせようと後をついていくシーンとか、やっぱこの人お茶目だな、と思いました。
 
 たけしは、嫌いになれないタレントなんですよねー……。これも、カリスマの一つなのかもしれませんが。
 たけしの噂では、毎年「関係をひっくり返してみよう」という、たけし発案の催しが開かれ、その宴会の席では、たけしがお酒を若手についでまわって、若手が「あんちゃん、遠慮せずにどんどん食べな」と言い、たけしは「すいません!いただきます!」と、上下関係を逆さまにして遊ぶのだそうです。

 そして、若手が宴会の終わりに、たけしに「これで美味いもんでも食べな」とポチ袋を渡し、宴会はお開きになるのです。
 しかし、この話には続きがあって、ある日たけしの家に遊びに行った後輩が、そのポチ袋を何年分も神棚に供えているのを見て、号泣したそうです。
 たけしって、照れ屋なんでしょうね。そこがまた魅力です。