ラピス、染めでした | 魔法石の庭ver.2

魔法石の庭ver.2

スピリチュアル界と、ちょっとパワーストーンブログになっています。

 さて……ラピスの数珠でしたが……。

 思いっきり染料を塗ってありました。届いたときに、あまりにも深い紺色をしていたので、「これは……」と思って除光液で拭いてみたら、きっちり青い染料がつきました。
 その後、水で洗ってみると、染料がしみ出てくるわ。そこのショップ自体は、過去に数回利用したことがあって、どれも期待以上の品質だったので、信用していたのですが……。まあ、多分、ショップ側もわかっていなかったと思います。

 しかし、助かったのは、その染めている理由が、白い石に直接染めているわけではなく、ラピス自体に染料を塗っているようだったのです。
 何故わかったのかというと、そのラピスの数珠、カルサイト(ラピスの特徴の一つである白い部分)が全く見えなくて、除光液と水を総動員させて染料を落としたら、カルサイトが浮かび上がってきたのです。
 まだ完全には落ちきっていないのですが、一応水にはしみなくなりました。

 でも、それで何かの火が付いたのか、今度は「ムーンストーンも買っちゃうもんね!」と、ポチッてしまいました。ただでさえ金ないのに、何やってるんだろう……私。しかも、数珠4本目ですし。
 今までは、「数珠風ブレス」は何本か持っていたものの、本物の数珠は持っていませんでした。あまつさえ、「数珠~?ダサいじゃん」とすら思っていたのに、何でしょう、この変わりよう!

 ラピスの話に戻りますが、この数珠、パイライトがすごく散っています。中には、多分パイライトが抜け落ちてできたであろう穴もあったりして、幸いにもそれが「塗り」でない証拠になっています。
 その穴、ラピスの群青色してるんですよね。だから、塗りではないかと。
 でも、穴が開いてしまうのでは、普段使いはできません。パイライトって、鉄と硫黄でできているのですが、硫黄の比重が高いので、もろくて水気にも弱いんですよね。硫黄って、温泉の元のアレですので、水に溶けやすい性質を持っています。

 ラピスが絵の具として使われていたのは以前記述しましたが(フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」はラピスらしい)、他にアズライトも絵の具に使われていました。それから、マラカイトはクレオパトラがアイシャドウとして使っていたと言われていますし(以前まではエメラルドとされていたが、クレオパトラの時代では緑色の石をすべてエメラルドと呼んでいたらしい)、これもまたクレオパトラは真珠を「美しさの秘訣」として酢に溶かして飲んでいたそうです。
 実際、今でも真珠の粉は美容に効くと言われ、売られています。

 てか、前回思いっきり「騙されないでくださいね(ドヤ顔)」って言ってた私が思いっきり塗り物つかまされてるわけですが。
 恥ずかしい!私、恥ずかしい!
 だいたい、サイトの写真見たら、カルサイト全然写ってなかったところで気がつくべきですよね。ラピス……しかも、数珠にするような石が、全部が全部カルサイトないなんて、あり得ないんです。
 まあ、染料もだいぶ落ちましたし、良いんですけどね。良いのか?

 でも、いまいちこの数珠、「私の石」って気になれないんです。
 タイガーアイも同じショップで買ったのですが、こっちは当たりでした。出会った瞬間から「私の石だ!」と思いましたからね。
 うーん……やっぱり元の姿(カルサイトのあるラピス)に戻らないと意思疎通は難しいでしょうかね。
にほんブログ村 ファッションブログ パワーストーンへ
にほんブログ村