ラピスの見分け方 | 魔法石の庭ver.2

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 ラピスのことを調べていたら、「水浄化は厳禁。昔から絵の具として使われていたので、水に溶ける」という文を見つけました。

 はて?水で溶けるラピス?と疑問に思ったのですが、まあ、それは長時間水にさらすとか、毎日一緒に入浴するとかした場合のようです。
 確かに、本物のラピスはもろく、他の石と一緒にブレスレットに組み込んでいたら、ぼろぼろ崩れてしまったという意見もありました。
 モース硬度も、5~5.5と結構柔らかい方です。ちなみに、水晶の場合7ですから、水晶と一緒に組んだりすると未加工のラピスは削れてしまうこともあり得ます。まあ、未加工ラピスは、安くて5~10万円はしますけど。

 現在市場に出回っているラピスで、安い物は、ほとんどが加工済みか別の石を塗ってあるかです。
 加工は、練りラピスから樹脂で覆って強度を強めているものです。練りはまあアウトだと思うのですが、樹脂加工は私としては許せる範囲内だと思います。

 だって、この間買ったギベオンなんかは、水晶で挟んだり、ロジウムメッキされていたりしていますし。ギベオンが良くてラピスが悪いってこともないでしょう。
 私が持っている石の中では、翡翠もワックス加工されていますが、毎日水にさっとさらしていたら、だいぶ取れてきたようです。翡翠の場合、ワックスも一応A貨(未加工翡翠)に入ります。

 しかし、染めラピスは、元々違う石ですから、偽物と言って良い気がします。
 染めラピスには、白い石が使われます。最近では、偽物の精度も高くなっており、従来「パイライト(金色に輝いている部分)が見えるラピスは本物」とされていましたが、今ではパイライト部分まで再現している偽物もあるそうです。

 あと、雑誌の広告などで売られている「幸運の石・ラピスラズリ!」なんかは大抵貼りだったりします。
 貼りとは、違う石に薄くのばしたラピスを貼り付けている手法です。これも結構悪質ですね。一見するとラピスに見えますから。

 貼りのラピスは、使い続けていると、ある日べろんとラピス部分が剥がれ落ちるそうで。よくもまあ、次から次へと人間の商売人は考えるものだと思ってしまいます。

 じゃあ、ラピスの本物の見分け方は?という疑問が浮かんでくるかもしれませんが、私もプロではないので、「この特徴だったら本物かもしれない」という特徴を挙げてみます。

 まず、「白い部分(カルサイト)がある」こと。ラピスは大まかに分けて3種類の鉱物が入っています。カルサイトは、他にソーダライトというラピスによく似た石にも見られるので注意ですが……。
 そして、「パイライトが見える」こと。これは、前述した通りですね。ソーダライトと見分けることも、パイライトがある方がラピスだと言えます。ただし、パイライトは湿気や衝撃に弱く、長期間身につけていると輝きが失われてくるという話もあります。私も、経験したわけではないので何とも言えませんが、そういう説もあるということで。

 そして、最後に「除光液で拭いても色素が移らないこと」があります。
 染めのラピスはほとんどが市販の除光液で色素が落ちます。除光液は、100円ショップなどでも売っているので、探してみてください。

 ちなみに、ブレスレットなどで削れてしまったラピスが白く粉を吹いているのを見て「染めだったかも……」と諦めるのはまだ早いです。
 ラピスは、粉にすると白いんです。だから、まだ偽物だと確定したわけではありません。

 いかがだったでしょう?ラピスを購入することのある人も、既に持っている人も、清く正しいパワーストーン生活を送ってくださいね。業者には騙されないように……。
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