天眼石含むメノウの着色 | 魔法石の庭ver.2

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 羽生君が付けていたブレスレットですが、オカルト板の人の見解では、天眼石とラピスで間違いないようです。
 天眼石……あの、ダライ・ラマも付けていたという石ですね。私も、一時期密教法具として身に付けていたことがありました。ネックレスの方は、羽生君の行きつけの整体師さんが組んでくれたネックレスだそうで、どの石を使っているかは分からないそうです。

 天眼石というのは、詳しく言えばメノウ類の一種です。人間の目玉のような模様が出るように磨いた石ですね。
 メノウ類もですね……ハマると結構大変です。
 だって、メノウって、広義にはアゲートという種類の石なんですが、これがまた、水晶類に負けずとも劣らずな種類のある石なんですよ。
 
 アゲートから派生した石がカルセドニーと呼ばれ、さらにジャスパーなんて種類も出てきたり……。
 虚空座標さんからの情報では、半透明で模様がないものをカルセドニー、半透明で縞模様がアゲート、不透明で模様のあるものがジャスパーと定義されているそうです。
 これに準ずると、天眼石はジャスパーに含まれるのでしょうかね。そこのところ、詳しいサイトを知らないので分からないのですが。

 ちなみに、有名なブルーレースはカルセドニーに含まれます。メノウ類って、お手頃な割にマイナーな石ですよね……。鮮やかな色のものは、ほとんど着色されていたり。可哀そうな石です。

 メノウを着色?水晶と同じようなものって聞いたんだけど?という人のために説明しますと、メノウって多孔質と言われる、ミクロの世界では細かい穴が沢山開いている石なのです。
 こういった特徴を持つ石は、着色も容易なので、綺麗に見せるために着色されていることが多いとか。水晶の場合、多孔質ではないので、蒸着と言われる表面に金属のコートを施すことでしか着色できません(主に、~オーラ系の石)。

 水晶よりはメジャーでない、なんか扱われ方が地味、というメノウですが、天眼石は、ここ数年のパワーストーンブームによって「メジャーではないけどなんかすごい石」という地位に就きました。
 外見も目玉目玉していますが、ダライ・ラマがノーベル平和賞を受賞した際に付けていたという話が広まり、一躍脚光を浴びるようになったのです。

 さて、天眼石については過去にも記事にしましたので、ちょっと変わった視点から見てみることにしましょう。

 それは、天眼石も着色されてる!?という話です。

 天眼石の場合、その黒~茶褐色と白の縞模様がはっきり見えるのが質の良い証拠とされており、着色技術はそれほど発展していませんでした。
 ……しかし、ここ最近の天眼石ブームにより、天眼石にも処理がされるようになっています。

 主に、高温で焼いて、黒~茶色をはっきり見せる手法ですね。
 水晶の場合も、黒水晶であるモリオンは同じように焼かれて黒く見せる方法で出回っています。これといった見分け方も分からないので、とりあえずは信頼できるショップで購入することと、あまり安価で売っているものは手を出さないことという防衛しかできません。

 また、水晶と同じく、ガラスでできたメノウの偽物もあるそうです。
 その場合は、水晶で引っかいて傷が付けばガラス、そうでなければ少なくともガラスではないという証拠にはなります。
 水晶も天然ガラスなのですが、人工ガラスよりは固いのです。また、プラスチックなども同じように調べられますが、偽物でも傷が付くとちょっと……という人は、止めておきましょう。

 それと、この見分け方は、あくまでも水晶かメノウ類以上の硬度を持った石でしか試せませんので。
 くれぐれも、琥珀やインカローズに試したりないように。また、水晶がないからといって市販のヤスリで削ってもいけません。ヤスリは水晶より固いですからね。

 で、ちょっとこの文章を書いていて気付いたのですが、今回の文章は、私、書いてませんね……。
 正しくは、私を通じた誰かが書いた文章だということです。というのも、これを書いている最中、暖かい何かが私の体に重なる感じがしたのですが。
 誰がこうして人造メノウについて警告をしているのか……。多分、それは、何か上の存在な気がします。