第5回:地元診療所にて。心拍数を競う夫婦 | しあわせ家族ラボ

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誰でも初めての子育て。その試行錯誤の中で、家族の笑顔が増えたらいいなぁと母なりの工夫や挑戦をしていたら・・・なんだかあれこれ楽しくて、しあわせな時間が増えました。「常識」よりも「発想の転換」と「体験」をモットーにつづる、子育て実験(実践?!)ブログです。

発熱5日目。
とうとう病院にやってきた。


自宅から徒歩5分。
しかしそこまでも歩けず
車で連れてってもらった。


受付のソファで
診察室前のソファで

縦になっていられない自分を認識

もはや恥も外聞もなく
ソファに横たわる


あ~この方が楽


通りすがりの看護士さん
事務の方みんなが
心配をして声をかけてくださる。


「大丈夫ですか?」


いや・・・大丈夫ではないから
病院に来ており
ソファに横たわっているのである

正直なところ、こうご説明したい気分であったが
笑顔で「大丈夫です、このままここにいますね。」

と言ってしまうあたり
猫かぶりである(笑)

※なお、診療所の方はベットを用意しようとしてくださったが
すべて埋まっていてどうにもならなかった。ありがとうございます。




しかしながら
かなり早い段階で診察室に通された。


本当に具合が悪そう
緊急っぽいということで
別室のドクターに通されたのだ。


ドクターにも控えが?

そこにいたのはいつものドクターではなく
若い女医さんだった。


・・・。


見るからに
ノルマで週一回
大学から派遣されてきてるという感じ。
見たことない方。


フラフラな脳裏に浮かんだ。


人間として
診ていただく感謝の気持ちが
飛んでいる私


トホホである。


問診後すぐに血液検査となった。
さっと血を取っていただき
30分ほど結果を待つ。

もはや座っていても寝ていても
熱いし、足は痛いし、ダメダメだ~

そこで気分転換にと
側にあった血圧計で
夫婦でいじりはじめた。


夫は血圧は正常
心拍が60ちょっと

ふ~ん心拍ってそんなもん?
そう言いながら私が測定。

期待通り(?)
血圧90の55
心拍130


「あたし、子どもの頃から心拍数高くてね。
踏み台昇降とかやった後に、心拍数計るでしょ?
いっつも同級生と比較にならんほど高くて恥ずかしかったの」


なんて、おとぼけな会話をしていた。
夫もそうなんだ~と聞いていた。


今ならわかる。

こんなにドキドキしているほど
具合悪いんじゃん!


ぐったりまったりしている私の表面と異なり
体の中ではどんちゃん騒ぎ



それほどカラダは
ギリギリのところに来ていたのに!



病院に来たから大丈夫~


くらいの能天気な夫婦は
血液検査の結果が出て

「すぐに入院してください」


と言われ

へ?
(  ゚ ▽ ゚ ;)

と呆けるのであった。





「風邪症状はさておき
 炎症の数値が異常値です。
 すぐに抗生剤の点滴を開始しないと
 良くないと思います。

 手術のあとが痛いっておっしゃってましたよね。

 こちらが心配です。

 入院でいいですか?
 すぐに近場の大病院を手配しますが」


一気に緊迫状態である。


風邪じゃないの?
足に炎症?
なんで???


じゃあ、主治医に診てもらわなくちゃ。

いやだもん
近場とはいえこれまでの経過を知らないドクターに任せるの。
ってか、任せられないでしょう
この病気は。


ぐるぐる/e14だった脳みそを
一瞬だけフル回転させ
すぐに大学病院に電話をした。


時は午前11時


電話に出てくれた
整形外科の事務の方から

「あいにく〇〇先生は午後から不在でして
 明日も手術とのことですが
 朝一番にお越しくださいとのことです。」

との伝言を頂戴した。

大学病院のドクター
しかもそれなりにエラくなっている主治医は忙しい。

今日はいないよね。。。
それはわかっていた。

でも明日いちばんで診てもらえるだけでラッキー。
明日まで乗り切ろう。



夫とも話し合い
近場の大病院送還はお断りし
自宅に戻ってアイスノンに上に倒れ込んだ。


夫は午後から出社をし
私は解熱剤を飲んだ。

また熱が36度まで下がった。


フフフ、このまま落ち着いて
せっかく明日
夫に2日も休みを(午前中だけであるが)取ってもらって
大学病院に行ったのに

「な~んだ大丈夫じゃん。
 熱も引いたんでしょ?」

なんて言われたらどうしよう(笑)

ちょっと熱が出ててれくれた方がいいかも


なんてとんでもないことを考えていた私。


明日の朝、
毎日何千人と通過する
大学病院の大玄関で
とんでもないことを起こすとは



この時予想もしていなかった。




そして私の足の中は
ドクドクと
その病原菌が繁殖を続け
洞穴を作り
いまかいまかとマグマのようなものが
噴出を待って溜まり続けていたのであった。



ちなみにこの日
口にしたのは
前日買ってきてもらった
バースデーケーキだけ。

子どもにも、とりあえずこれを食べて
父が帰るまでお腹を満たしてくれ
そう告げた。


病気を治そうと努める大人が
子どもの食事に責任ある母が
自分に子どもに与える食事ではないよねがーん


家族で危険なスタートに立っていたのは
言うまでもない。



明日
めでたく入院




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