とうとう病院にやってきた。
自宅から徒歩5分。
しかしそこまでも歩けず
車で連れてってもらった。
受付のソファで
診察室前のソファで
縦になっていられない自分を認識
もはや恥も外聞もなく
ソファに横たわる
あ~この方が楽
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/035.gif)
通りすがりの看護士さん
事務の方みんなが
心配をして声をかけてくださる。
「大丈夫ですか?」
いや・・・大丈夫ではないから
病院に来ており
ソファに横たわっているのである
正直なところ、こうご説明したい気分であったが
笑顔で「大丈夫です、このままここにいますね。」
と言ってしまうあたり
猫かぶりである(笑)
※なお、診療所の方はベットを用意しようとしてくださったが
すべて埋まっていてどうにもならなかった。ありがとうございます。
しかしながら
かなり早い段階で診察室に通された。
本当に具合が悪そう
緊急っぽいということで
別室のドクターに通されたのだ。
ドクターにも控えが?
そこにいたのはいつものドクターではなく
若い女医さんだった。
・・・。
見るからに
ノルマで週一回
大学から派遣されてきてるという感じ。
見たことない方。
フラフラな脳裏に浮かんだ。
人間として
診ていただく感謝の気持ちが
飛んでいる私
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/028.gif)
トホホである。
問診後すぐに血液検査となった。
さっと血を取っていただき
30分ほど結果を待つ。
もはや座っていても寝ていても
熱いし、足は痛いし、ダメダメだ~
そこで気分転換にと
側にあった血圧計で
夫婦でいじりはじめた。
夫は血圧は正常
心拍が60ちょっと
ふ~ん心拍ってそんなもん?
そう言いながら私が測定。
期待通り(?)
血圧90の55
心拍130
「あたし、子どもの頃から心拍数高くてね。
踏み台昇降とかやった後に、心拍数計るでしょ?
いっつも同級生と比較にならんほど高くて恥ずかしかったの」
なんて、おとぼけな会話をしていた。
夫もそうなんだ~と聞いていた。
今ならわかる。
こんなにドキドキしているほど
具合悪いんじゃん!
ぐったりまったりしている私の表面と異なり
体の中ではどんちゃん騒ぎ
それほどカラダは
ギリギリのところに来ていたのに!
病院に来たから大丈夫~
くらいの能天気な夫婦は
血液検査の結果が出て
「すぐに入院してください」
と言われ
へ?
( ゚ ▽ ゚ ;)
と呆けるのであった。
「風邪症状はさておき
炎症の数値が異常値です。
すぐに抗生剤の点滴を開始しないと
良くないと思います。
手術のあとが痛いっておっしゃってましたよね。
こちらが心配です。
入院でいいですか?
すぐに近場の大病院を手配しますが」
一気に緊迫状態である。
風邪じゃないの?
足に炎症?
なんで???
じゃあ、主治医に診てもらわなくちゃ。
いやだもん
近場とはいえこれまでの経過を知らないドクターに任せるの。
ってか、任せられないでしょう
この病気は。
ぐるぐる
![/e14](https://emoji.ameba.jp/img/user/go/gonrinmraz/102087.gif)
一瞬だけフル回転させ
すぐに大学病院に電話をした。
時は午前11時
電話に出てくれた
整形外科の事務の方から
「あいにく〇〇先生は午後から不在でして
明日も手術とのことですが
朝一番にお越しくださいとのことです。」
との伝言を頂戴した。
大学病院のドクター
しかもそれなりにエラくなっている主治医は忙しい。
今日はいないよね。。。
それはわかっていた。
でも明日いちばんで診てもらえるだけでラッキー。
明日まで乗り切ろう。
夫とも話し合い
近場の大病院送還はお断りし
自宅に戻ってアイスノンに上に倒れ込んだ。
夫は午後から出社をし
私は解熱剤を飲んだ。
また熱が36度まで下がった。
フフフ、このまま落ち着いて
せっかく明日
夫に2日も休みを(午前中だけであるが)取ってもらって
大学病院に行ったのに
「な~んだ大丈夫じゃん。
熱も引いたんでしょ?」
なんて言われたらどうしよう(笑)
ちょっと熱が出ててれくれた方がいいかも
![](https://emoji.ameba.jp/img/user/ok/okiraku-atsu/58730.gif)
なんてとんでもないことを考えていた私。
明日の朝、
毎日何千人と通過する
大学病院の大玄関で
とんでもないことを起こすとは
この時予想もしていなかった。
そして私の足の中は
ドクドクと
その病原菌が繁殖を続け
洞穴を作り
いまかいまかとマグマのようなものが
噴出を待って溜まり続けていたのであった。
ちなみにこの日
口にしたのは
前日買ってきてもらった
バースデーケーキだけ。
子どもにも、とりあえずこれを食べて
父が帰るまでお腹を満たしてくれ
そう告げた。
病気を治そうと努める大人が
子どもの食事に責任ある母が
自分に子どもに与える食事ではないよね
![がーん](https://emoji.ameba.jp/img/user/mi/minato-v6/231441.gif)
家族で危険なスタートに立っていたのは
言うまでもない。
明日
めでたく入院
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