皆さん、明けましておめでとうございます。
元旦、私も近所の氏神様に初詣に行ってきました。
淵神社という宗像三女神を祀る神社で、昔は灯台代わりだった大燈籠 で有名な神社です。この燈籠については過去にも記事にしていますので興味のある方はご覧ください。
神社に着くと直ぐに宮司さんと出会いました。
「昨年は助かりました」とご挨拶を頂き一瞬「何かお助けしたかな?」と戸惑いましたが、風邪で受診されていたのでした。
神主と医者、お互いに仕事着を脱いでいると仕事モードではないので、ちょっと戸惑います(^_^;)
お参りして御神籤を引きました。大吉…第二十四番。
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曇るかがみに姿は見えぬ、みがき上げようそのこころ
曇った鏡に人の姿はうつらぬ。
汚れた心に神の御かげはやどらぬ。
神様をはなれた心ほどくらく淋しいものはない。
凡ての災はこれから起る。
常に心にちりをためない様、はらい給えの神語唱えて、祓い清め、
神の御影を心に宿して明るい清い生活を続けましょう。
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私も信心深いわけではありませんが、初詣には行きます。
そして参拝し、御神籤を引く…
それだけで信仰の中に身を置いているのかもしれませんね(^o^;)
神道、仏教、キリスト教、イスラム教…
宗教が違い聖典が違っても、心の中の神仏への信仰は同根だと思います。
このように言語や用語の違いがあったとしても、概念は同じことは多いと思います。
私のブログテーマであるネットワークデモクラシーにしても、電子民主主義、E-デモクラシー、ネット民主主義、民主主義2.0、Demoexなど様々な呼称がありますが概念は同じでしょう。
そして、いま新たな呼称が提唱されました。
東浩紀氏の新刊「一般意志2.0」です。arayasu OKさんに教えて頂きました。
「一般意志2.0」
- 一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル/東 浩紀
- ¥1,890
- Amazon.co.jp
この本は、ネット民主主義の現状と限界を如実に表していると思います。
何が問題かについてはアマゾンの「カスタマーレビュー」で的確に評価されています。
レビューでは批判的な評価が多いわけで、皮肉にも東氏が提唱する概念とは違った次元で「一般意志2.0」が達成されています。
私は、ニコニコ生放送 をモデルとして念頭に置いている東氏の一般意志2.0よりアマゾンの「カスタマーレビュー」にこそネット民主主義の未来像が存在していると思っています。レビューを転記はしませんが興味がある方はぜひ御一読ください。
しかし、他方で東氏がネット環境と政治哲学(思想)との関係について一石を投入していることは確かですし、私たちが新たに開拓すべきネット民主主義のフロンティアを夢想させてくれます。
日本人が初詣して祈る「一般意志」を電子ネットワークは解析集約して具現化できるのでしょうか…
「一般意志2.0」を叩き台として今年は再びネットワークデモクラシーを追求してみたいと思います。
皆様、どうぞ本年も宜しくお願い申し上げます。
山野右左吉