仕事の記事も時々書いているが、公開するのはどうしたものだろうか?
チョット迷う事も出てきた。製品によってはPRにもなるが・・・。
先代の知り合いとかで急に来訪があった。会った事は無い人だ。
当時、昭和50年代初めの事について色々と話しだした。
私の仕事内容は当時と同じではない事を彼は知っていたが、
現在の仕事、製品を作る為の機械と様子を見せて欲しいとの事だった。
部外者がこのような形で訪問する事は一般的には考えられない。
数年前から、先代共にお世話になっている某会社の社長からの好意で
当社の製造方法が活かされる新しい仕事も始めていた。
既存の部品より、軽く丈夫で安い、という事で
この部材がよく使用されるようになった。ありがたい事だ。
ヒョットすると、このせいで、彼らの仕事にも影響が出て、他社の様子を
探りに来たのだろうか?セコイ話だが、そんな事を推察した。
何度も工場の中を見せて欲しいと言うので
出荷の様子だけ見せたが作業場への入室はお断りした。
客人が「是非、加工用の刃物を見たい」と、言った。
これが、決定的だったので、私は嫌味な奴だと思われても
仕方ないと思いながら丁重に入室をお断りをしたのだった。
刃物や機械を見せるというのは当社の重要なノウハウだ。
見せてもかなり限られた人だけだ。
ましてや社内の作業者も見慣れぬ人が来ると嫌なものだ。
きっと、生意気な奴と思われた事だろうが、自分としては
適切な判断だと思っている。油断も隙も無い、嫌な時代だ。