東京国立博物館「博物館に初もうで」(その2) | とんとん・にっき

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毎年恒例になりました、東京国立博物館の「博物館に初もうで」。

もう今年で12年目、干支も一巡しました。

今年の2日は、やっぱりトーハクです。


トーハクで楽しむ「ニッポンのお正月」、見どころ!


1.名品がいっぱい!新春特別公開!

2.特集「博物館に初もうで~ひつじと吉祥~」

3.めでたいモチーフの名品

4.展示室外でも!お正月イベント


ここでは本館7室「屏風」を中心に、以下に画像を載せておきます。


池大雅筆「西湖春景銭塘観潮図屏風」江戸時代・18世紀

中国浙江省杭州市の西にある湖、西湖は、古来、山紫水明で知られ、画題に好んで取り上げられた。左には、杭州湾に注ぐ銭塘江が旧暦八月の満潮時に高潮(海水の大逆流)を招く景観を描いている。


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伊藤若冲「松梅群鶏図屏風」江戸時代・18世紀

若冲は「鶏の画家」と知られ、多くの鶏図を描いている。正面向きや後ろを向いたもの、雄々しく立つ姿や座る姿など、雛雄の鶏と雛の様々な姿態を克明に描き分けている。石灯籠は、大小の無数の点で描かれて、御影石の表面が真に迫ってあらわされている。


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狩野永祥筆「雪景山水図屏風」江戸~明治時代・19世紀

永祥は、京都に拠点を置いて活躍した狩野派の一派である狩野家10代目の絵師。右方に岩肌が何層にも重なるように描かれた迫り出す雪景の山々を描き、左方に水景を描く。樹木の細かな描写も永祥の特徴的な画風である。


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「博物館い初もうで~ひつじと吉祥~」本館特別1室




「浮世絵―江戸」本館10室




「博物館に初もうで」

新年恒例となる「博物館に初もうで」も今年で12年目。「申」から始まった本企画も本年の「未」でひと回りです。2015年も、国宝「松林図屏風」をはじめとする名品の特別公開と干支や吉祥にまつわる展示、和太鼓や獅子舞などの伝統芸能も盛りだくさんで皆様のご来館をお待ちしています。今年の干支は「未」。古来より、羊は神への最適なささげものとして考えられており、次第に「よきもの」という意味を備えるようになりました。「美」「善」「祥」と言った文字の中にも「羊」が使われています。羊をモチーフにした作品とともに、「美」しく「善」き新年のスタートを、トーハクでお祝いしませんか?


「東京国立博物館」ホームページ


tou12 東京国立博物館ニュース

2014・12-1 第728号

展示と催し物案内








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