約束ごとは、それが例え口約束に終わったとしても、一種の希望をもたらすものだ。
でも、約束をWikipediaで調べると、何だか色気がない。社会とのルールや、当事者同士の決めごとなどと書かれている。
試しに「指切り」を調べると、
男女が愛情の不変を誓い合う旨を証拠立てることを「心中立(しんじゅうだて、心中立て)」と言うが、指切は、遊女が客に対する心中立てとして、小指の第一関節から指を切って渡したことに由来している。これにはかなりの激痛が伴うため、それほど愛してるということを意味し、貰う客も、遊女の思いに応えるくらいの気構えが必要であった。しかし、実際に切る遊女は少なく、贋物(模造品)の指が出回ったらしい。そして、この「指切」が一般にも広まり、約束を必ず守る意思を表す風習へと変化した。
という、怖いくらい切実な約束の意味を表している。
そこまで切実ではないにしても、私は元気がなくて体調も揺らぎ気味な今日、小さな約束をして、心が晴れた。
ほんの小さな約束でも、先の方にキラリと光ることを設定するだけで、力が湧くのが不思議だ。