私の大切な人の大切な人が亡くなった。もう絶対的に逢えないと知った途端に寂しい。生まれてくる不思議と消えてゆく不思議。生き急ぐこと振り絞ることはもう止めようと今年を始めたけれど決意が揺らぎます。毎日を大切にしながら必死に生きることはやはり重要だ。こういう現実に直面して初めて知る人の命の儚さ。好き嫌い得手不得手、そんな我が儘を言ってごめんなさい。想い押し付けがましくごめんなさい。どうしてもっと相手を思いやれないんだろう私は。生きていればどんな小さな可能性だってある。失敗したってまたやり直せる考え直せる。また出逢える。いちいち悩み悔やんでいても仕方ない。羨んでも妬んでも真似しても自分は自分だし。反省点を踏まえつつ、そんなことを思いながら今日は仕事やら日常で色んな人達と再会した。マネージャーの大森ちゃんと「ミュージシャンってすごいよねぇ～」という話をしていて、自分がミュージシャンだったらなぁ…とくだらない事を考えてみたり。自分の記憶や感情を音楽に残せるって素晴らしいと思うし素直に羨ましい。それはそれで苦しいのかスタンスは判らないけど。役者は受け身だから、どんどん受け止め合ってゆくしかないし。アプローチするにも、まず目の前の相手や状況を受け止めないことには始まらない始められない。自分の生活や気持ちを無理なく反映してゆけるような音楽家…ってこれは理想論なのか？判らない。息子を寝かしつけながら、とにかく私は明日も頑張って生きようと改めて思う。きっとそれしかできない。
