昨夜リビングにてカズオ・イシグロの「わたしを離さないで」を読書中、寝室から泣き声が。日中大興奮して遊んだから、珍しく夜泣きかね～？と思いつつ寝室へ。すると汗だくで意味不明な事を連呼して号泣する息子氏の姿が。取り敢えず、しばらく抱っこして落ち着かせつつ「だいじょぶよー、ママは此処におるよー」と背中をトントン。すると息子氏が、自分と私の影を指差して「…だれ？だれ なの？こわい…こわいのよぉぉぉぉー！！」と大絶叫。そして同時に最寄り駅を通る電車の音。まだ明言は避けますが（仕事的に）、今の私にとっては何だか笑えない状況に軽く寒気が。挙げ句の果てに息子氏、寝室の入り口辺りを指差し「だれ？おともだち？おともだち が…あしょんでるぅぅぅぅ！」と再び号泣。…真剣に怖いんですけど。その後、リビングへ行く！と言い張るので移動。しかし速攻寝室へ。なんなのよ。少しずつ落ち着いてきて、やっと眠るかなぁ…と思ったら、再びガバッと起き上がり影を指差しながら「かげ？ かげ なの？… まま？ままは？むすこ の まま は どこ？……だれ？ おっきい まま？おっきい まま は いやなのよぉぉぉぉぉ！」と号泣。何！？おっきいママって何！？心臓ばくばくで、今度は私が自らリビングへ。「息子さん？どした？ママは此処に居るよ？」と、努めて冷静に穏やかに尋ねると「おっきい まま と おともだち が いたのよ……はなしゃないでよぉぉぉぉ！」と、私に抱きつき、しゃくりあげながら話す息子氏。このくらいの年だと、まだ色々なものが見えたりするのだろか。それとも夢の続きなのか。結局、ストンと落ち着き、呆気なく眠りについた息子氏。何だったんだ。スヤスヤと何事もなかったかのように眠る息子を眺め、でも再び本を開く精神状態にはなれず。むーん、結局寝不足だ。
