大阪城公園の平和集会に参加。 | ■tomoko blog

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中西とも子の日々の活動や、思い、お知らせをタイムリーにブログで発信します。

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大阪城公園で開催された「戦争あかん!基地いらん!07関西のつどい」に1200名が集まりました。

沖縄・辺野古からは安次富浩さん、グァムからデブトラリン・キナタさんをはじめ、山口県・岩国市からも参加いただき、生なましい報告が行われました。
米軍再編を支援する日本政府のあり方、市民一人ひとりの意思表示が問われています。「アメとムチ」の政策で、住民無視・地方自治破壊が行われており、「テロ撲滅」を隠れ蓑にして大儀なき侵略戦争と理不尽な住民の殺戮に加担していることを、どれだけの国民が自覚しているのでしょう。

なぜ、この小さな島に米軍基地が必要なのか。地元住民の暮らしや人権が蹂躙されているなかで、米軍の戦争に協力することで、ほんとうに「安全」が担保されているのか、今一度しっかりと検証するべきではないでしょうか。
歴史を捻じ曲げ、アメリカに追随することで得られる「安全」や「経済発展」を得ようとする構造のなかに、果たしてほんものの豊かさや未来があるのでしょうか。

雨宮処凛さんの「貧困と戦争の相関関係」というお話が蘇ります。
「仕事がない」=「居場所がない」=「社会から認められない」・・・生きるも地獄、死ぬも地獄。同じ死ぬなら「起死回生」のチャンスとして「戦争」を期待する、という若者が急増しているらしい。住む家も仕事もない。このままいけばやがて死んでいくしかない。しかし、戦死ならば国が「英雄」として祀ってくれる。自分たちの現状を変えてはくれない「右翼も左翼もクソくらえ!」だが、戦争は最後に与えられた「現実的な敗者復活策」というふうに、追いつめられた彼らには映っているのだろう。

「平和」な国の水面下で進行している「地殻変動」に多くの市民が気づいてほしいし、そのための行動が必要だと、つくづく思います。