止々呂美の小中一貫校「特認校」の説明会に参加。 | ■tomoko blog

■tomoko blog

中西とも子の日々の活動や、思い、お知らせをタイムリーにブログで発信します。

来年度から開校され大阪府で初の箕面市小中一貫校。
市内在住なら、校区外からでも各学年につき5名まで通学が認められる「特認校」となりました。
その「特認校」の13日の説明会には20~30人の保護者が参加。正直いって、市内からかなり離れた止々呂美まで通う児童がいるのだろうか、と半信半疑でしたが、「通学が不便」というリスクより、一貫教育への期待感が大きいように感じられました。

しかし、現時点では止々呂美の外から通うためのインフラが整備されておらず、学童保育やスクールバスなどはありません。通学に関しては保護者が一切の責任を負わねばならず、仕事を持つ保護者の家庭にとっては厳しい条件となります。
また、応募者が5名を超えたときは抽選となるため、きょうだいが揃って通学できるという保障もありません。
さらに来年4月の開校時に「箕面新町」からどれくらいの子どもたちが入ってくるのかも分からないため、1クラス何人編成になるのかも分からず、超少人数の学級になってしまうこともあり得ます。

止々呂美の小中一貫教育は自然に囲まれたロケーションの中で、ファミリーな温かい環境で学びあうことができるというものです。
私は基本的に自然破壊と税金の浪費になる大規模開発には反対です。
この3年間、次第に山が削り取られ、変形していく開発地域の姿を複雑な思いで追ってきました。
止々呂美開発の是非については議会でも意見が分かれるところでしたが、この秋から分譲も開始され、来春に開校されるということが決まった今となっては、多額の予算をかけて建設される学校が、そこに学ぶ(あるいは予定の)子どもたちや、地域の人々にとって最善のものとなって活かされるようにしなければと思います。