決算委員会を終えて。 | ■tomoko blog

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中西とも子の日々の活動や、思い、お知らせをタイムリーにブログで発信します。

民生・総務常任委員会で住基ネット問題が取り上げられたが・・・
今回は事前に市税の滞納者リストをフロッピーディスクに入れたものを紛失した事件があったばかりなので、さまざまな角度から審議されることを期待していた。

まず、新規システム移行作業を行う業者・RKKに委託したことが本当に妥当だったのか。
はるか熊本の業者を選定するメリット・デメリットは?
11月5日の稼動予定日に間に合わないのはなぜか?マンパワーに問題があることが、事前に分からなかったのはなぜか?
これらは今後のアウトソーシングにもかかわることなので、しっかり総括すべきである。
そして紛失問題が起こった。これは箕面市と委託業者(RKK)双方にそれぞれ問題があったので、その点もしっかり抑え、事故がおこった背景・原因・改善策については、きちんと説明がなされるべきである。

さらに、今回のFD紛失に身られるように電磁データの危うさが、皮肉にもこの箕面市で証明されることになった。磁気ディスクはコンパクトであるため、コピーや持ち出しも簡単。また紛失・盗難も防ぎづらい。
だから、住基ネットデータがどんどん集積されれば、事務の合理化が進めば進むほど、危険も比例するのだ、という現実を直視すべきであり、ゆえにこのたびの大阪高裁判決の重みがあるのだ。

民生・総務の決算委員会では、滞納者データの紛失(=個人情報の漏洩の可能性)という問題や、住基ネットからの個人離脱を求める市民の希望をいかに叶えるか、について正面から議論を深めるということには至らなかった。大変残念である。というより、むしろ多数派の自公民議員は、例にように市長を責め、重箱の隅をつつくような議論に終始していた。

追って、この決算委員会での住基ネット関連の議論について報告していきたい。