毎週月曜の放課後は、火曜の夕方までジルの実家で預かってもらってる
レオに会いに行く。
いつもはジルの車で行くところ昨日はジルに用事があったので別手段をとって
行く事になった。
ジルの実家は 「aigremont(エイグモント)」 というそれはそれは静かな山間に
あって、電車に乗って最寄の駅からお迎えの車に乗って15分ほどかけて実家に到着~~
なんですが今回はバス
前々から、たま~~に実家のよこの道を通り過ぎるバスを発見してて、どこからきて
るんだろうと疑問に思ってた。
ニームの街中からは、郊外に住む人むけのバスが各方面に出ててもしかして・・・・・
と思ってバスの窓口に問い合わせたら、あった・・・・実家の横を通ってるバスが
あった!!!1日 3本。
運良く学校終わった後にちょうど乗れそうなバスもあったし、今回はバスに決定
このバス saint-jean-du-gard という観光地が最終地点のお陰でか観光客
らしき人も多い。しかもどこまで行っても1ユーロ50サンチームと格安
放課後、乗り場でバスを待つ。フランス語より英語の聞こえる割合が高い。
大きなリュックをかるったバックパッカーらしい人がウヨウヨ。
さて、バスもきたし乗り込むその前に念のため運転手さんに確認!
「エイグルント行きますよね?」
「そこは行かないよ」
「いや・・・エイグルモントなんですけど・・・」
「そこは通らないな~~」
「・・・・・・・・・」
後ろのムッシューが丁寧に英語で説明してくれた。
いや、言われてる事はわかってるんだけど・・・時刻表にも通るって書いてるのに
なんでだ???
一度列の後ろに回って考えてみた・・・・
「あっ発音間違えてた!?」
再チャレンジ~~「エイグウモントなんですけど」
「あ~~ハイハイ行くよ。」
ま~まだまだ未熟なフランス語・・・こういうときに困るもんだ
と思いきや・・・出発したとたんバスは急停車
どうやら運転手さんが遅れてきたマダム(おばあちゃん)をミラーで発見したらしい。
車を止め、大きな荷物を持ってるマダムの荷物を持ってあげてバスに乗せる
運転手さん。 こういうところはかなり人情味が感じられるフランス人。
ベビーカを持った人、おじいちゃん・おばあちゃんにはどんな刺青をいれてて強面
の人でもすっと助けてくれたりする。関心関心!!
マダムも乗ったし再出発~~~~~
見下ろって言うのもなかなかいいもんだ
景色を楽しみつつ音楽でも聴こうかなと思ったその時。
「あ~~お腹すいた」 と遅れて乗ってきて私の隣に座ったマダムがなにやらゴソゴソ・・
大きなビスケットを取り出してバリバリ・・・・・。
「あなたも食べる?」
「いや・・・いいですよ」
「食べなさい!お腹すいてるでしょう?」
「じゃーいただきます」
ノーと言えない日本人・・・・遠慮なくおすそ分けにあやかった
アニースというこちらではお酒にも使われてるハーブ?のビスケットを
2人でバリばり言わせながら世間話。
マダムはパーキンソンの治療でニームまで通ってるらしく、今日は耳鼻科にも
行ったのよと色々お話ししてくれた。
お陰でバスの旅は楽しく過ごせた。 実家までの山間をバスはくねくねと進み
無事に到着。バスも悪くない。時間はちょっとかかるけど、この余分にかかる時間に
何かまた新しい発見もあったりでいいもんだ
もうちょっと発音練習に磨きをかけなくっちゃ・・・・・です。