ミリキタニの猫(2006米)--舞台挨拶付 | CINEPHILIA~映画愛好症~

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気づいたら11月。もうすぐ1年終わっちゃいますねー。今月はフィルメックス見に行かれたらと思ってます。

ミリキタニ

(8月14日@ヤクルトホール)
一見強烈そうなポスターですが…ミリキタニ氏本人もなかなか強烈でした。

2001年、リンダ・ハッテンドーフはソーホーでジミー・ミリキタニから絵を買う。その後、彼の路上生活を撮影し始めるが、9.11のテロが起きる。濃い煙の中で咳(せき)をしながら絵を描き続けるミリキタニを見かねた彼女は、彼を自分のアパートに連れて行く。その日から画家と監督と彼女の飼い猫の不思議な共同生活が始まる。 (シネマトゥデイ)

今日は特別試写会のようで、在日アメリカ人の方、県人会の方など関係者が多く来場していました。私はブロガー枠で招待状を貰いましたが…どうにもブログに書くのが難しかったです。

というのも、結構寝てしまっていたようで; ぐぅぐぅ
(いや、完全に寝ることは私はないのですが、眼を開きながらも心が寝ている感じで…)

ジミー・ミリキタニさん80歳の人生を説明するドキュメンタリーなのですが…ミリキタニさんの言葉が少なかったから?(いや、結構しゃべってたな) 監督さんが作品の中に入ってしまっていたから?なぜか感じるものが少ないまま、74分が終わってしまいました。彼の人生はシリアスで、カリフォルニアで生まれ→広島で育ち→姉を訪ねて渡米すると、第二次世界大戦で日系人強制収容所で3年間過ごした そこで、無理矢理市民権を放棄させられ、アメリカという国に不信感を抱いたまま過ごしてきたのです。

色々な人種、境遇の人から語られる戦争は、みんな不幸の話。改めて人間の嫌な部分を思い知りました。

でも…どうにもダルイ映画だったんです。連日の暑さで寝不足だったのと、猫の絵が気に入らなかったのと、どの方向に向かっているのか予測がつかなかったためだと思います。スミマセン;。

上映後は、リンダ・ハッテンドーフ監督(女性)と、ミリキタニ氏が登壇し、舞台挨拶でした。リンダさんはいまだにミリキタニ氏を週1で訪問しており、おじいさんのようだと話していました。一方のミリキタニ氏は、出てきた途端に司会を遮って「○○を歌います」と…(当時の収容所で歌っていた歌?)を歌いはじめました音譜。2番までしっかり歌っていて…87歳にして元気でした。

9月8日(土)よりユーロスペースにて公開予定
満足度:★★★★★☆☆☆☆☆