ミルコのひかり(2005伊)--イタリア映画祭2007 | CINEPHILIA~映画愛好症~

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気づいたら11月。もうすぐ1年終わっちゃいますねー。今月はフィルメックス見に行かれたらと思ってます。

ミルコのひかり

(4月29日@朝日ホール)

イタリア映画祭は連日数本見ていたので、疲れ果ててブログを付け忘れていました。とても心にきたはずなのに、メモ書きが4行とは切ない…。シネスイッチは金曜レディースデー900円だし、もう1回観にいこうかしら。←間違えました。シネスイッチで上映はなかった;。


「輝ける青春」を手掛けるなどイタリア映画界の第一線で活躍するサウンドデザイナー、ミルコ・メンカッチの実体験を基に描く感動ストーリー。不慮の事故で失明し、心を閉ざしてしまった少年が、一台のテープレコーダーとの出会いによって新しい世界への扉を開き、自由と希望を獲得していく姿をドラマティックに綴る。1971年、イタリア・トスカーナ。10歳になるミルコは、ある日銃を暴発させてしまい、両目の視力を失う。当時のイタリアでは、視覚障害者は特殊学校へ入ることが強制させており、ミルコも全寮制の盲学校へ送られる。周囲に心を閉ざすミルコだったが、偶然見つけたテープレコーダーが彼に新たな喜びをもたらしてくれた。


主役のLuca Capriotti君がかっこよくて、盲目の演技も上手です。彼の音楽を作っている時、映画を観ている時のキラキラした表情を観ると、純粋な子供時代を思い出して、ドキンとします。友人・ガールフレンド・理解ある先生などとの交流に心が温かくなりました。子供の才能って大人が見守って、大切にしていかないといけないと痛感。いや、子供だけでなく、他人の才能って自分の想像よりも大きく広がる可能性があると肝に銘じて、他人と接してゆかなければと思う次第です。


いやー、「輝ける青春」見たいなぁ。長さがネックで、いまだに見ていません。



9月8日(土)より渋谷シネアミューズ、チネチッタ他にて公開予定

満足度:★★★★★★★★☆☆