若者に人気の作家「乙一」という方の原作。最近の「暗いところで待ち合わせ」は不思議な設定ながら心温まる作品だったので好印象。しかし、今回は少しファンタジー要素が入ってます。
内気で友だちのいない高校生のリョウ（成海璃子）は、ある日、公園でおもちゃの携帯電話を拾う。数日後、彼女が保健室にいると着信音が聞こえ、若い男性の声が聞こえてくる。なぜか、二人は電話がなくてもテレパシーで通話できるようになり、長野に住むシンヤ（小出恵介）と、横浜で暮らすリョウの不思議な交流が始まる。 （シネマトゥデイ）
（↑“テレパシー”って死語辞典から拾ってきたのかしら；。原作に書いてあるのかしら。）
注目の若手女優 成海璃子ちゃんが主役です。あんな美少女に友達がいないなんて信じがたいです（むしろ、バスケのパス回しはイジメです；）。しかし、
璃子ちゃんをもってしても、この内容はキビシかったのです
。
確か、最近観たサンドラ・ブロックxキアヌ・リーブスの映画にこんなものがあったような･･･（デジャブ？）。まさか、最後はこんなことにならないわよね･･･（と思ったら本当になった）。もう一人関わる点は、バージョンアップしています。
焦点は二人の声による交流と、彼女の心の変化なのですが。それを丁寧に描こうとするがために、長～く長～く感じました。いくら美少女が微笑んでも、私の飽きた気分は回復しません。私はこういう時、早々に判定を下してしまうものなんですが、ラストの手話の部分は迂闊にも心動かされました。やはりこの人の作品には、穏やかな温かさがあるなぁ
と（活字を一つも読んでない私がいう言葉ではないですが）。原作はもっとよいモノなのかも知れません。
6月16日（土）より池袋シネマサンシャイン他にて公開予定
満足度：★★★★☆☆☆☆☆☆（これも勇気をだして低めで）