キャメロン・ディアスに藤原紀香、チャン・ツィイー。東西の美女が東京に集結！なのに、なぜかこの映画を見てきました。羽田さんてスタイルいいし、上品だし、素敵♪（本人は来ていません）
ガンで余命わずかの元報道カメラマンの和馬（津田寛治）は、妻の由紀子（羽田美智子）と生まれ故郷の久留米に戻って来る。ホスピスに入院した彼の病室を、中学時代の同級生たちが次々と見舞に訪れる。彼らと昔話をする内に、和馬は今までぼんやりとしていた、自分の夢の中にいた少女（高木古都）の記憶を取り戻していく。 （シネマトゥデイ）
帰りに1/3くらいの人がすすり泣く中、なんと居心地の悪いこと。私はドラマに乗れずに、静観するのみでした･･･。映画中の登場人物達が感傷的過ぎると、扱っているテーマは重要なのに私の気持ちがどこか遠くへ飛んでしまうことがあります。
この映画から考えることはたくさんありました。自分が死を宣告されたらどうするか、周りにはどう扱ってほしいか。自分の大切な人の余命が分かったら冷静でいられるか、弱い立場にいる相手が、自分を見ていなかったらどう思うか。（←私だったら怒る）。そういうテーマを投げかけるのに･･･人物の気持ちに近づくことも出来ず、映画ではいたってルーティンなまとめしか見せていません。津田さんの死期迫った演技は秀逸でしたが、それ以上に魅力は感じませんでした。
病気モノだったら･･･韓流は論外として、「明日の記憶」のように人間の感情もしっかり織り込んだドラマで引き付け、鑑賞後に観客に考えさせるような映画が好きです。私が人でなしなのではなく、映画が合わなかったと思いたいです。
6月9日@新宿バルト9他にて公開予定（九州地区では上映終了）
満足度：★★★★☆☆☆☆☆☆