クリストファー・ノーラン監督の「メメント」は衝撃的でした。巧みな構成、新鮮な驚きの連続。しかも今回は三者がそれぞれ豪華なメンバー!だからって、期待し過ぎると騙されます。ある意味、これが一番のトリックだったかも(苦笑)。
若く野心に満ちたロバート(ヒュー・ジャックマン)とアルフレッド(クリスチャン・ベイル)は、マジシャン(マイケル・ケイン)の助手をしていた。ある晩、舞台の事故でロバートの妻が亡くなったことが原因で二人は敵対するようになる。その後、彼らは一流のマジシャンとして名声を得るが、その争いは次第に激しさを増す。 (シネマトゥデイ)
19世紀ロンドンのお話です。その当時、マジシャンがどれだけセレブだったか知りませんが、マジックで復讐ごっこをするのは結構子供じみてませんか???しかも、生命のリスクも財産も注ぎ込んで凌ぎあうのは「瞬間移動」の技・・・;。軽くヒキます。
それでも、2大俳優(とまで言えるのか→Cベール)の熱演はそれなりに見ごたえがありそうですが・・・。ラストのオチがアレとは;。冒頭で監督からの「この映画の結末は決して誰にも言わないでください」とメッセージが出ます。
言える訳ないじゃん。あんなトリックがオチだなんて・・・
なぜこの原作がベストセラーなんでしょう。なぜこの映画が全米1位だったんでしょう。まさにマジック。
でもヒュー・ジャックマンの魅力は存分に出ておりますので(特に目尻の皺)、ファンは必見です。それに、クリストファー・ノーラン監督は見せ方や緊迫感に最大の努力を注ぎ込んでいるでしょう。次回作に期待です(またCベールと組むらしい)。
6月9日(土)よりスカラ座他にて公開予定
満足度:★★★★☆☆☆☆☆☆
* 休日なのに試写室を空けてくれ、プレスまで下さったGAGA様には感謝。& 受付はフジの女子アナのように可愛いコでした。