今年で3回目となった行田市の「巨大なわらアート」の制作。
2016年の作品は先月開催されたわらアートまつりにてお披露目されました。
しかし、当日は空模様がイマイチで写真写りがなんだかな~
というわけで朝から快晴の本日、洗濯物を干した後リベンジしてきました
場所はおなじみ行田市小針
古代蓮の里(こだいはすのさと)http://www.ikiiki-zaidan.or.jp/kodaihasu/
古代蓮会館・展望タワー以外は無料開放というのが嬉しい公園です。
(ただし蓮の開花時期のみ駐車場が有料に)
そんな古代蓮の里。
春~夏季以外にもお客さんを呼ぼうと、田んぼアートや年末のイルミネーションを企画しつつ、2014年からは冬の目玉として「わらアート」も加わりました。
というわけで、ドーン(・`ω´・)9
行田市の巨大なわらアートがこちら
2016年はRPGドラゴンクエストに登場するモンスターのスライムがモチーフでございます
過去2回の作品(2014年 ・ 2015年)から一転、有名キャラとのコラボ作品ですね。
分かりやすいよう、ご丁寧に行田市のキャプションが添えられていました。
巨大なわらアート2016
今年の巨大なわらアートは、人気ゲームシリーズ「ドラゴンクエスト」に登場したモンスター「スライム」と、スライム族の王様「キングスライム」です。
午後5時からはライトアップを行い、昼間とは雰囲気の違った「スライム」達がお迎えします。
ブログUP用なのであまり人物が入らないように撮影しましたが…
こういうものは敢えて大勢の人たちを画面に入れた方が楽しい雰囲気を伝えられますねぇ
実際には朝から多くの家族連れやカップル、謎のサイクリスト集団(後述)でにぎわっていましたよ。
冷たい風が吹く中、皆さん思い思いのスタイルで記念撮影をしておりました。
中にはガッツリ腹ばいになって「スライムに押しつぶされている」人もいたりして (笑
ワタクシ、ゲームはやらないのでドラクエの事もあまり知らないんですけど、会場にやって来た人の多くは驚きの声を上げておりました。
この巨大なキングスライムはスライムの集合体だそうで、まさに王様の貫禄十分。
昨年同様、武蔵野美術大学の学生や行田市職員、市民ボランティアの手により制作されています。
人物が写っていないのでスケール感が伝わらないのですが、公式発表では高さ9.3メートル・直径8.8メートルあり、藁を1トン使用しているとのことです。
小型のスライムは合計3匹(3体?)で、キングスライムを囲むように配置されています。
高さ2メートル、直径2.1メートル、使用している藁は100キログラムだそう。
続いて2体めのスライム
藁で可愛らしさを表現するのって、なかなか難しそうですな。
そして3体め
影がつくとよりいっそう恐怖感が増します ←
夜間にはライトアップがおこなわれていて更に不気味…いや、幻想的な光景が。
小さなお子さんは閲覧注意かも (´∇`)
後日、ドラクエに詳しい城友さんにお聞きしたところ意外な事実が判明!
青はスライム、白はメタルスライム
、オレンジはスライムベス
を表現しているとのこと。
なるへそ。
こだわりの演出が施されているようですね。失礼いたしました。
そんなことよりも子供たちに大人気だったのがこちら、キングスライムの通り抜け(?)
側面に小さな「いりぐち」「でぐち」があって中に入ることが出来るんですよ。
大人は腰をかがめないと入れない大きさの入り口ですが、これは意図されたもの。
製作者の方によると、茶室の躙り口のような演出効果をねらっているそうです。
なるへそ。
「これは狭すぎやろ~」と思いつつ入口をくぐると意外に広い空間が出現してちょっとびっくり。
狙い通りです (´∇`)←
内部は木で骨組みを作ってその周りに藁を配置する構造になっていました。
中までぎっしりと藁が詰まっているわけじゃないんですね。
これは過去2回の作品と同じく、藁を連ねたものをたくさん作って巻き付けていくという手法。
なかなかよく考えられています。
展示期間が長い(来年の3月26日まで)ので、何度も修繕を行う必要があるそうですよ。
わらアートって完成してからも手がかかるんですねぇ
ちなみに通り抜け(内部見学)は安全のため、夜間や悪天候時はやっていないみたい。
(内部には照明がないため隙間明かりだけが頼りです)
あ、そうそう。わらアートに使用している藁はすぐお隣の田んぼで収穫したものです。
世界一の大きさを誇る田んぼアートの稲わらを使用しております。
現状確認のため見に行ったところ「わらアートまつり」当日にあった刈り残しがすっかりきれいになっていました。
(まさかの11月の降雪で刈り取りの予定が遅れていたそう)
で、まだ田んぼが青々としていた頃の様子がこちら。
ドラゴンクエスト生誕30周年ということで見事なコラボ作品になっていました。
う~む。さっぱり分かりませんな (-ω-`)≡(´-ω-)
というわけで展望タワーの上から望むと全景を見渡すことが出来ます。大人の戦略です(笑
しかし今年はデザインも稲の生育も最高でしたねぇ。
2016年7月24日撮影 DRAGON QUEST 30th
今年のわらアートがなぜスライムなのか?というと、こういうつながりがあったんですよ。
ひょっとすると予想していた人もいたかな?
作品はそれぞれ色の異なった9種類の稲を使って描かれています。
輪郭線や文字などは紫905という古代稲を使用していて、間近で見ても本当に真っ黒!
そんなこんなでわらアート。
キングスライムの口や王冠部分も多色使いになっているんですけど…
少々分かりづらいですかねぇ (・ω・`)
どれくらい黒いかというと昨年の蒸気機関車(C57)を見ると一目瞭然かと。
藁になっても結構黒いです。
今年は青いスライムを再現する、ということであまり使用していないようですが。
とまあそんなこんなでたっぷり3時間ほどわらアートを見学して満腹満足
風も冷たいし、暗くなる前に洗濯物も取り込みたいし、そろそろ帰ろうと思います。
あ、そうだ。
この時期は夕方から点灯されるイルミネーションも見どころのひとつですよ。
古代蓮の里プレミアムイベント「10万石の夜景」として園内イルミネーションを開催中。
周囲に余計な光源が無い(つまり…田んぼの真ん中)ということで映え方も格別です。
開催期間は2017(平成29)年1月9日(月)までで、点灯時間は17時~21時30分の間です。
ぜひ園内を彩る12万球のイルミネーションをお楽しみくださいませ!(๑•ㅂ•)و✧
そういえば今日は朝から駐車場がほぼ満車状態でした。
「皆さんどんだけわらアート好きやねんw」と思っていたけど、どうやら違ったようです。
すぐお隣の行田浄水場前の道路を使って2016浮城のまち行田クリテリウムという自転車競技が行われていたもよう。
どうりでサイクリストの大集団を見かけたわけですな
まあ、広い駐車場なのでフツーの土日ならそれほど混むこともないと思います。
わらアート前にも停められるし、北側にも駐車場があるので臆せずにお越しください。
では最後にあらためて告知
わらアートの展示期間は2017(平成29)年3月26日(日)まで。
ライトアップは17時~21時30分の間となっております。
ぜひ一度訪れてSNSのネタに、家族サービスにご利用くださいませ。
場所柄冷たい風が吹いて夜間は特に寒いので十分に防寒対策をどうぞ。
あと、くれぐれも火気厳禁です。
それでは良きわらアートを~ ゚+。(*′∇`)。+゚
古代蓮の里(こだいはすのさと)
http://www.ikiiki-zaidan.or.jp/kodaihasu/
埼玉県 行田市 小針 2375-1
【古代蓮会館】
・開館時間 9:00~16:30
7:00~16:30(蓮の開花期)
9:00~21:00(イルミネーションの期間)
・休業日 月曜日、祝日の翌日、年末年始
・入館料金 大人400円 小人200円
公園自体の入場は年中無休・無料開放です
無料(蓮の開花時期のみ有料)
048-559-0770
詳しい地図はこちら
【 巨大なわらアート 第1回(2014年) ・ 第2回(2015年) ・ 第3回(平成28年) 】