これは差別じゃなくて区別。
これと、あれは、異質のもの。
そうやって心の中で処理する。と。
なーんとなく、そんな気がして。
それでいいのかな~と思う。
けれど。
差別だろうと区別だろうと、
そこには負が生じます。
どこかから見たら「善」と見える。
また別から見たら「悪」に見える。
だって。。違いって、そういう性質がある。
その負は、果てしない連鎖を生じさせます。
強いものが弱いものを搾取する。
その弱いものは、さらに弱いもの搾取します。
ある時期から~20世紀初頭まで、西欧列強は争って
アジアを植民地化しました。
最初にするのは、地元民を愚民として扱うことです。
徹底して愚民政策です。人間として扱わない。
「我々とは別のもの」
そのように扱えば罪悪感を持たなくて済みますし~
愚民として感化された人たちは、
抵抗する知力も気力もない。
しかも愚民の中にも格差を作り、様々に生じる問題を
「正当に」回避し続けるのです。
そんなことは~どこでも行われていること、ですね。
区別した中に、格差が生まれる。
あれより良い。
これより良い。
これは差別じゃない。区別しただけ。。と。