つねに「今」は過去のこと | 朱鷺の“人生七転び八起き”

朱鷺の“人生七転び八起き”

心と体の健康の情報を発信していきます。

映像でしか動物を見たことがない。
写真でしか見たことがない。
という人がいるとするでしょ。

この動物は、こういう形態で
こういう性格があって
こういう行動をとる。
の記述を読みます。

これで動物を知ったことになるだろうか?

わたしたちが、知る(知識)だけで良いなら、
動物園なんていらないのね。

でも、実際に、見る。触れる。
そのために動物園へ行く・・・
この体験があるから
また映像を見たときに、
実在感が湧き上がる。んだと思う。

映像を見ると同時に感じる。匂いが。
肌触りが。どんな声で鳴いたか。

気づかないけれど、そのすべてが、
感じられるから、存在感になる。

その「今」の情報量は、思い出す・想像する
ことの何十倍になるでしょう。

でも、すべてを受け入れるだけの
能力が人間の脳にはない、ので、
切り取る。部分だけを選択する。

「今」を捉えられないのは、
そういう理由があるから~
常に過去として、つかまえる。

判断するためには距離が必要。

たぶん
ほんとうに「今」を感じ切れたら、
圧倒されるほどの迫力だから。
何もできなくなるくらい・・・。