「習い事 その5(バイオリン)」 の つづきです。
3年生になって、娘1号はバイオリンを習い始めました。
ほどなく、娘2号もバイオリンをやりたいと言い出しました。
「じゃあ、あなたも3年生になったらね。」
やりたいからって、何でも習わせてあげる余裕はうちにはありません。
それに、上の子を立てる事も大切だと思っていました。
物珍しさで習いたいと言っている気持ちも、そのうちに変わるかもしれません。
でも、2年生の2学期から、娘2号も習う事になりました。
やりたい!やりたい!に押し切られた感じかな・・
タイミングとしては、娘1号が使っていた1/2サイズのバイオリンを3/4に買い替える事になったからでした。
私は、娘1号に比べて要領のいい娘2号が、娘1号より早く上達する事を恐れていました。
しかし、そうはなりませんでした。
毎日5分でいいので、練習をする事を約束をして始めたのに、これが出来ないのです!
これが原因で、娘2号と私が毎日バトルするようになりました。
「練習しないんだったら、習うのやめようよ。」
「(泣きながら)止めたくない!」
この不毛な会話を何度繰り返したことでしょう (-_-メ
今思うと、私 ちょっと口出しし過ぎたんですよね。
プライドが高い娘2号は、やれと言われたらやりたくなくなるタイプです。
「やろうとしてたのに・・言われたらやる気無くした」みたいな・・
それから、残念な事に娘2号は音の違いが分からない様でした。
バイオリンは、指の抑え方でドとレの間の音も出ます。
ドと ド♯の間の音も出ます。
「今の音 ちょっと違うよ。やり直して」と注意しても、やり直そうとしません。
指の位置が合っているから、これでいい!と主張します。
娘2号の小5は、とても荒れていて(「三角のトイレットペーパー」)、
売り言葉に買い言葉が重なり、とうとう爆発して、止めさせてしまいました。
本題はここからなんですが、
年の離れていない姉妹なので、同じ様に育てないといけない。不公平になってはいけないと、強く思い過ぎていたようです。
もっと、その子の特性を良く見て、その子に合った習い事をやらせてあげないといけないと、反省です。
もっとも、下の子は、何でも上の子がやっている事を見て「やりたいやりたい」と主張するので、難しいですけどね。
男と女で違っていたら、また違った習い事を選んでいただろうなあとも思います。
今になって思うのですが、娘1号にとっては、合っていた先生だったのですが、娘2号にはどうだったでしょう・・?
冗談を言って、楽しい気持ちにさせ、練習に入る。
娘1号には、この方法でないと学ぶ事が出来ません。
体験に行った時に、この先生なら大丈夫と思えたのは、娘1号に合わせて、そういう事を普通にすんなりとやってくれたからです。
四角四面に、厳しくだけで教えようとする先生では、娘1号はついていけません。
合った先生に、初めから巡り会えたのは、ラッキーだったのでしょう。
そんな楽しそうなレッスンを見ていたので、娘2号も習いたいと思ったのでしょうね。
楽しい雰囲気も必要なんだけど・・どうも、娘2号は馴れ合うからつけあがる態度がみられたので、その点でも私は不満でした。
やはり、先生には敬意を持って接して欲しい。
他の生徒さんのレッスンを見た事は無いのですが、立ち話しをしているところを見る限り、どの生徒さんもきちんと礼儀正しくごあいさつをしてらっしゃったので、先生が不真面目だという事ではないのです。
娘1号に合わせて、楽しい砕けた雰囲気でレッスンする様子を見てしまった、娘2号がふざけ過ぎる傾向にあったということだろうと思うのです。
先生も、生徒に合わせてレッスンをして下さっていたと思うのですが、姉妹で、しかも続いた時間でレッスンをしているのに、態度を変える事は難しいですよね。
当時、そういう問題を私は分かっていませんでした。
分かっていたら、レッスンの日時を変えるとか、違う先生に習うとか、他の選択肢があったはずです。
外れた音で平気で弾いて、練習をサボってばかりいる娘を叱ってばかりいました。
ヘタクソだと自分で分かっているのに、練習をしない娘が許せませんでした。
でも、音の違いが分からないのに、直し様が無いのも納得。
バイオリンを習う前に、ピアノを習うべきだったと、思いました。
楽譜も良く読めないのに、いきなりバイオリンを始めたのが失敗でした。
ドレミの音が分かっていなかったのです。
娘1号も同じでしたが、何故か音の違いは分かります。
「そこちょっと、音がずれてるよ。」と言うと、弾き直す事が出来ます。
同じ注意をしても、弾き直さない娘2号は、強情な性格の為だと思っていたのです。
可哀想な事をしました。
娘1号が出来る事は、娘2号も出来ると思い込んでいたのですね。
こういう事って、先生は気付いていたのでしょうか?
気付いていれば、率直に言って欲しかったです。
でも、先生はレッスンを止めて欲しくないので、いい事しか言ってくれないような気がします。
自分も子どもの頃、ピアノを習っていて、姉との能力の差を感じていたはずなのに・・
(「ピアノの思い出」)
忘れていました。
「習い事 7(ダンス)」 に つづきます。