走行中、左目の隅に路肩で手斧を振り回している姿を捉える。車を緊急停止。
ウーウー、ウーウー、「総員配備!総員配備!」
甘いもの発見センサーが頭の中でウーウー鳴り響き、腹が受け入れ準備完了のサインを送り、のどが了解する。ゴクリ・・・
「おばちゃん、ちょっと一本割っとくれ。」
あいよ、カチンと割れた竹筒から出てきたカオラーム、中は黒もち米、かぶりついてみれば、ウマー・・・なんでそんなに美味いのか。
「そいじゃあ、3本100バーツだ、それ、もう2本持って行きなよ。」
「よしきた、あと3本くれて100バーツだな、コップクンカーップ!」
「・・・・・」
甘いもの捜索隊は今日もゆく。
この辺では珍しいチョンブリ風カオラーム売り発見のひとコマでした。