【石巻】第45回 出張授業 | NPO法人TEDIC 公式ブログ「活動報告」

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こんばんは。
はじめまして、第5フェイズの新チューターの植田です。
第5フェイズ3回目の派遣ですが、私にとって初の派遣でした。

今回の派遣のメンバーは、井上(ひっちゃん)、並木(なみき先生)、佐野(かおりん)、植田(ちかちゃん)とドライバーとしての参加の星(ゆりえってぃ)でした。

今回の派遣では、石巻中央公民館、開成地区第五団地、南境地区第七団地、一番谷地南地区にて出張授業を行いました。

石巻中央公民館では、5人の小学生が来てくれました。
それぞれ自分でドリルやワークや宿題などを持参し、チューターに教わりながら勉強を進めていました。
それぞれの子どもたちに応じて、勉強時間と休憩時間をもうけて勉強していきました。
それぞれの勉強時間できちんと勉強し、重複した休憩時間には仲良く会話する姿がほほえましく感じました。

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開成地区第五団地では、3人の高校生が来てくれました。
1つの机を3人で囲み、和やかな雰囲気だったのが印象的でした。
それぞれの持参した勉強内容を、それを専門とするチューターとともに学び、
わからなかった点を克服していっているようでした。

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南境地区第七団地では、4人の中学3年生が来てくれました。
中学3年生ということもあって、苦手な科目に一生懸命取り組んでいました。
わからなかったことが、少しでもわかるようになったときの笑顔が教える側としてとてもうれしかったです。
勉強の時間でなければ、仲良く会話している女の子たちがとても静かに勉強していました。

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一番谷地南地区では、5人の中学生と2人の小学生が来てくれました。
元気で活発な中学生の男の子たちが多く、近くのお祭りの誘惑に勝って、来てくれました。
新しくやってきた子も何人かいて、みんな仲良く、チューターの教えたことを声に出したりして勉強していました。



今回の派遣を通して、今まで知らなかったことを多く学べたと感じています。
この派遣に参加するまで、私は人に勉強を教えるという経験がありませんでした。
そのため、どのようなところで、とうしてわからないのか、どうすればわかるのか、ということを自分自身についてでしか考えたことがありませんでした。
しかし、今回の派遣で、自分とはまったく違う点で分からなくなっている子たちに出会いました。
どんなふうにわからないのかは、人に物事を教えるという場合にはわかっておかなければならないことであり、これを知れたことはとても良い経験だと感じています。
また、同時に、「わからない」と感じる点が多くても、なんとか理解しよう、わかるようになろう、という気持ちがうかがえました。
この気持ちは教える側として、私のやる気にもつながりました。
頑張ろう、わかるようになろう、という子どもたちの気持ちに応えるためにも、これからよりいっそう頑張っていこうと思います。