今回は、エイゼンベルグに入るところからです。
内戦状態のエイゼンベルグには、盾派のラッツの案内で南の湾から桟橋で上陸です。
上陸したところは、「海岸の廃屋」と呼ばれるところで、そこにはラッツの仲間で同じ盾派のダッツが待ち受けていました。
ダッツは名前こそラッツと似ていますが、体格は全く正反対の大柄でがっしり系の男性です。
ここで、ラッツとダッツからエイゼンベルグの状況を色々聞かせてもらいました。
盾派はエイゼンベルグの正規軍で、元々は火の巫女を守る自衛団みたいなものが前進の組織ということです。対する剣派は、火の巫女を守るのが盾派なら、外からの敵を排除するのが剣派ということで、元々は同じエイゼンベルグの軍だったようですが、専守防衛な盾派に対して、剣派は自国にとどまるだけでなく他国へ進出(侵略)すべきだという攻撃派ということで、対立することになったそうです。
そんな対立状態の盾派と剣派の争いに、何年か前に「黒鉄之刃(くろがねのやいば)」という傭兵団が剣派に付いてから、数では圧倒していた盾派が劣勢になってきたということで、ラッツがグランシップに支援要請に行くことになったということです。
この「黒鉄之刃」というのは、イデアによれば公国軍の第一師団の別名で、師団長は剣聖といわれるほどの使い手です。
やはりこの国でもエタルニア公国は介入していたようです。
エイゼンベルグに入ることはできましたが、お目当ての火のクリスタルのある火の神殿へは行くことができません、というか行く手段がありません。
というのは、黒鉄之刃が火の神殿を襲って、火の巫女を暗殺したことから、カッカ火山が噴火してしまい、火の神殿の辺り一帯が溶岩に飲まれてしまったため、現在誰も火の神殿へ近づくことができません。
盾派でも火の神殿へ行く方法を探しているということです。
で、ラッツがグランシップの支援は得られなかったけど、ティズたちの戦闘力を見込んで、盾派に協力してくれないか、と言われますが、アニエスはいつもの「拒否」モードです。
ですが、とりあえず盾派の司令官に会って話だけしてみようということになりました。
海岸の廃屋を出まして、盾派の司令官のいる前線基地へ西に進みますと、道中で何と黒鉄之刃の団長である剣聖カミイズミと遭遇します∑ヾ( ̄0 ̄;ノ。
カミイズミはイデアの剣の師匠でもあることから、イデアと面識があるようです。
そんなカミイズミはイデアに、「なぜ巫女に加担するのか」などと問い詰めるのですが、カミイズミの話の中で、アニエスたちが「クリスタルを暴走させている」というようなことを言っています。
アニエスにとっては、クリスタルを解放させて元の状態にしているつもりなのですが、公国側としてはどうやら違った認識のようですね。
さらに、カミイズミはイデアに「元帥と直接会うことだ。そうすれば元帥の考えも分かるはず」と言います。
この辺りに、なぜ公国がアンチクリスタリズムを提唱しているのか、その理由がありそうですよね。
ここでは、剣聖カミイズミとあわやバトルかというような状態でしたが、傭兵団の部下が来て、味方である剣派が撤退しているといような伝令が入り、カミイズミは剣派を擁護するため、ここではバトルにならず、去って行きました。
さて、さらに西へ進みまして、荒野のようなところに出ますと、中央辺りに旗が沢山立っている場所がありましたので、入りますと、そこが盾派の前線基地「エイゼン大橋」です。
エイゼン大橋で待っていたのは、盾派のダニエル・グッドマン司令官です。
グッドマン司令官は、銀の鎧に身を包んだがっしりとした男性です。
グッドマン司令官は、盾派に協力してくれないかとティズたちに言いますが、やはりアニエスが「戦争に加担するわけにはいきません。」とぴしゃりとお断りします(^^;)。
ですが、そんな風に言われても、グッドマン司令官は嫌な顔もせず、「仕方がありませんが、我々は巫女に全面的に協力します。盾派の街で休んでください」と言ってくれました。
その後ダッツも言っていましたが、グッドマン司令官はその人柄があるからこそ、今の盾派は結束力が堅いというくらい、人格者のようです。
それも納得できるような、すがすがしさです。
ビジュアルもそうですが、何となくオーウェンさんを思い出しましたね。
ちなみに、「巫女に協力してくれる」のは、盾派が元々巫女を守ることを信条としていたということが大きいようですね。
今回はここまでで、次は盾派の本拠地である街に行くところからです。