自分の家の畳縁(たたみべり)の色や柄が、どんなモノだったか解らない方って結構多いんです。それだけ、畳に意識が向いていない(苦笑)っていうこともあるのですが、逆に言うと、悪目立ちするようなインパクトもないという事。畳の縁って、あまり奇抜なモノがないんですよね。でも、畳の縁によって畳って変わるものなんですよ。
昔は、個人のお宅での作業は現地で行っていましたので、3~5種類の縁を持って行き、その場で選んでいただいてました。茶か黒の無地。それと緑か青色の柄縁。そんな程度で良かったんですよね。でも、最近は好みも多様化していますし、作業は店で行いますので、ウチでは、このように20種類近くを取り揃えています。
畳縁は、幅、約7.5センチの反物です。昔は純綿が多かったんですが、色抜けが早いことと、生地が弱いと言う事で、近年はナイロンを含んだ混紡が多いですね。縁が丈夫になるということは、ボロボロになって、みすぼらしくなりにくくなったってことで、そういう意味では畳替えのタイミングを遅らせている原因とも言えます。
これは、機械で畳縁を縫い付けている所です。撮影のために機械を停めています。全自動で付く訳ではございません。(笑)
畳縁によって部屋の印象が変わる実例です。これは、色が黄緑、柄がサヤ形の、要は畳表に似て目立たないタイプ。縁が目立たないと言う事は、お部屋の中に縁による仕切りになる線がない訳ですから、お部屋が広く感じられるんですよ。
これは、昔ながらのクラシカルな茶の無地縁。日焼けが激しく、どうしても薄くなってしまうんですよね。
これはアイボリー系の色の柄縁。畳表って色が焼けるじゃないですか。この縁は、あらかじめそれを計算に入れ、あえて畳表が変色してから目立たないようになっています。最初は違和感がありますが、これを繰り返し使われる方が多いです。
ウチで人気の3種類の縁です。どれも畳表に色が近く目立たないのが特徴。特に一番左はちょっと金色の糸も使っていますので、明るく、ゴージャスなイメージです。実はウチでは、ほぼ半数の方が一番左の縁を選ばれるんですよ。
重田畳店では、御依頼の際に、実際にこの見本を持ってお伺いし、お選びいただいています。それぞれのお宅によって壁紙の色も違いますし、ライフスタイルも違う。お好きな縁をお選び下さい。
【お品書】
畳表の裏返し(裏返し)
現在お使いの畳表を、ひっくり返して張り直します。
裏側を使用しますので、時間の経過が少なく、痛みが少ないほど、キレイに仕上がります。
1帖3,675円
畳表の張替え(表替え)
畳表(たたみおもて・ゴザ)を、新品に張り替えます。
使用する畳表の材質によって、価格が異なります。
くまもと畳表
上級品・1帖7,350円
中級品・1帖6,300円
普及品・1帖5,250円
びんご畳表
最上級品・1帖10,500円
上級品・1帖8,400円
新畳への交換(新床)
文字通り、畳自体を新品に取り替えます。
表替えの代金に
畳床代…6,300円
古畳処分料…1,050円
を加算した金額になります。つまり、11,550円~です。
※縁代、工賃、家具の移動料など、すべて含まれます。
(価格はすべて消費税込です)
畳工事一式 重田畳店
東京都多摩市鶴牧5-2-4(鶴牧商店街)
電話・042-339-1228
京王相模原線、小田急多摩線、多摩都市モノレール・多摩センター駅よりバスで8分。
鶴牧センター停からすぐそばです。
※わからないことなどございましたら、お気軽にここに書き込み下さい。なるべく早くお答えします。また、自分も解らないことは調べてお答えします。(笑)