中高一貫校生の中3の夏休み | 社会福祉士徒然草

社会福祉士徒然草

社会福祉士のお仕事ライフを
気ままにつづります。
(今は医療機関で働いている兼業主婦です)

たまには息子の話。


小2から息子は野球をやっているのだけど、

中3になって、やっとこさレギュラーに定着し、地味に出場してきました。


他校含めた選抜チームに選ばれるようなお子さんは、

中1からレギュラーとして試合に出られているので、

下積みもなく、3年間試合に出られておられましたが、

うちの子は下手ではないと思うのですが、

かといって派手さはないので、

うまい2年生にレギュラーの座をとられないよう、

(上手な2年生にレギュラーの座を奪われる3年生も数人

いるわけですよ・・・)必死に練習しておりました。


一方で、グランド整備とか、道具を揃えるとか、

すぐにサボろうとする下級生を叱り飛ばすとか(家では

ほとんど声を荒げることがない息子が、下級生を

叱り飛ばしているのを聞くと、正直

「えっ、奴にこんな一面もあるのか」

とびっくりします)、最上級生って大変なんだねーって思いつつ、

黙って見守っておりました。


土曜日も授業があり、午後は部活。

日曜は練習試合。日曜が雨だと、室内練習。

ほんと、病気でもしない限りは休みがないという

ハードスケジュールをこなしてきました。

(英検とか漢検とか、学校で受験を推奨されている検定試験を

受験するために、部活をお休みまたは遅刻することを告げた

顧問の先生に、

「お前、この時期に休むってことの意味わかってるんだろうな」

(↑レギュラーの座は下級生に奪われるぞ、の意味だそうです)

みたいな嫌味を言われる始末・・・)


あと数回の試合をこなすと、中学野球は引退。

(夏に公式戦があり、そこで負けると3年生は引退なんだそうです)

正直、早いなあ、って思います。

そして、よく耐えたなあ、って思います。


中高一貫校に入ったので、思う存分野球ができると思ったんだけど、

そもそも高校は硬式になるし、

練習試合してくださる周囲の公立中学のお子さん方、

夏が終わると一気に高校受験モードに入るんですな。

うっかりしてましたよ。


この夏休みは、長期の旅行に出かけようか、とか、

塾に入れちゃおうか、とか、

今までできなかったことをやろうとしていたのですが・・・。


ところが先日学校の保護者会があり、どの先生も異口同音に言うには、

「部活をやっていたお子さん、できることなら高校の部活に参加してください。」

・・・なんで?


今までびっちり部活をやっていた子にありがちなのが、

急に糸の切れた凧のようになるのが、部活引退後の

中3の夏休みなんだそうです。

生活のメリハリがなくなって、ゲーム三昧、

テレビ三昧、挙句の果てに学力急落・・・。

公立のお子さん方が、必死こいてがんばる夏、

中高一貫校のお子さんは、生活リズムが狂う夏・・・。

そっかー、高校受験ないって、こういうことなのね。


うちはそんなお金はないのでできませんが、

2週間とか3週間とか、短期海外留学させようとしていた

父兄もいたみたいで、「えっ?」ってリアクション。

夏の大会(甲子園の地方大会)が終わるまでは、

高校の部活に中学生は参加できないみたいですけどね。

でも甲子園は今年は8月8日開幕だから、

まあ、そこまではじっくり取り組める課題(レポートとか

研究とか)やっててもいいんじゃね?って

正直思ってます(息子がやるかどうかは別の話)。

総合学習の宿題で、ボランティアやらないといけないみたいだし、

宿題もあるんだろうし、夏は夏で、充実させてあげたいと

思うのでした。


高校でも野球を続けたいと思っている息子。

一方で高校でもこんなハードスケジュールなら、

大学受験に差し障ると本気で思っていたみたいで、

入部をためらっている様子(親には言わないが、

会話で薄々わかる)。


保護者会で顧問の先生に聞いたら、一笑に付されました。

「部活辞めたからって、受験勉強はかどるか、といったら、

そうとは限りませんよ。かえって、時間はいくらでもある、って

思って、だらだらするお子さんの方が多いです。

部活続けていた子の方が、時間管理ができるし、

集中してやれるし、なんせ体力があるから、

最後のふんばりがきくんです。」

・・・力説されちゃいました。やっぱりね。


さてさて、どうする息子よ。