「市民放射能測定室」がついに千葉市にも!
子どもを放射能からまもる会in千葉 さんによる
「ちば市民放射能測定室」準備会に参加してきました。
ここでは県民市民が自ら食品や土壌などを計測を行うことが
できる施設として、設置を目指して動いていただいておりました。
汚染実態をつかみ、放射能防護知識を身につけ、内部被ばくを減らし
少しでも安心して生活できるようにという趣旨のもと
市民参加型の測定室を目指してます。実際のスタートは4月ごろとなる予定です。
本来は行政がこうしたサービスを提供すべきですが
我が千葉県、そして千葉市に至っても場所によってはかなり深刻な
汚染実態があるにも関わらず、こうした食の安全、子どもたちの
健康や命に関わる問題に対して、住民目線でかつスピード感ある
対応がなかなか進みません。各種陳情や要望なども行ってますが
お願いをしてる間にどんどん被ばくをしてしまうという実態もあり
危機感を募らせてました。そんな中今回このような動きをして
いただいたことに一市民として大変ありがたく感じました。
今日の準備会では結構細かい話や意見なども聞けて
個人的には大変有意義でした。
場所はこちらです。
ちば環境情報センター事務所
千葉駅徒歩15分、京成千葉中央駅徒歩5分 きぼーる前
住所 千葉市中央区中央3-13-17
今回こちらで計測できる機器は
SWR社のEMF211 ガンマ線スペクトロメータで
基本1検体の検査時間は30分程度とのことです。
実際に見せていただきました。
計測結果はPCで見ることができる仕組みです。
◎測定可能な検体
水、牛乳、野菜、肉、米、小麦粉、加工食品、土壌、米ヌカ
●測定不能な検体
尿、氷、雪、冷凍食品
◆検出限界
350ml 土壌や希少な食材 15Bq/Kg
900ml 一般食材 7.5Bq/Kg
1Lマリネリ 水、牛乳、米など 4Bq/Kg
◆測定コスト
正会員 年5000円 1検体2000円
一般会員 年2000円 1検体3000円
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今後持ち込みにあたりのガイドラインなどは随時公開していくとのことですので
こちらのブログでもできる限り、伝えていけたらと思います。
僕も早速、正会員として登録させていただきました。微力ですが、測定された情報などを
できる限り共有したりして、内部被ばくを減らしていくという部分でお役に立てればと思います。
自身としても土壌の汚染具合や牛乳や危険と言われる食材など実際に計測したいと思ってます。
通常専門の計測を業者などにお願いすると1万~3万とかします。
なかなか個人でこうした費用を負担してまで測ろうと踏み切れない人も
多いでのはないでしょうか。
子どもがよく遊ぶ公園の土壌汚染が気になる。
家庭菜園してる食品の汚染が気になる。
牛乳やミルクの汚染が気になる。
空間線量が低くても土壌が汚染されてる箇所というのは
実は知らないだけで千葉市でも明らかになってきてます。
まずは知ることが重要です。漠然とした不安をお持ちの方なども
測定室に足を運んでみてはいかがでしょうか。
今回こちらの測定室を立ち上げられたのが、退職金などを持ち寄り
設立をということで、とても感動しました。かなりの額です。正直驚きました。
それでも市民のためになればということでこうした動きをしていただき
感謝の気持ちです。
セシウムの半減期は30年といわれてます。今年産まれた子どもが
成人になってもまだ半分にもならないのです。チェルノ事故から25年
いまだ遠く離れたドイツでも食品の計測は続いてます。
長きに渡り付き合っていかなければならない問題が放射能です。
是非県民、市民の皆様の参加があっての計測室だと思います。
できる限り参加して支えていけたらと考えております。