いつもたくさんの方に見て頂き、ありがとうございます
宝塚発達心理ラボのラボ子です。
週末に元同僚とご飯を食べに行く約束をしました。その決定までのプロセスからいろんなことを感じたのでちょっと書いてみますね。
私の方から会いたいな→メール
でアポ→OK
→都合のいい日を調整
→中間地点を模索→いくつかの案を提案→相手に一番いい案を選んでもらい→最終的な店が決定
という流れでした。
でももしこの最初の段階でつまずく、例えば、会いたいなと思って→アポを取っても→断られる・・・・・という経験が毎回延々と続いたとしたら?
こんなことがいつも続けば、どんな人でも、「もう誰も誘いたくない。」「私なんてどうせ・・・」と思ってしまいますよね。人と会うのが怖くなることわかります。
大人の発達障害の方や、コミュニケーションがあまり得意でない人に、「もっと人と交わらないと!」「人間関係は人間関係のなかでしか学べないよ!」という直接的なアドバイスをされる方がいます。
これは確かに正論なんですが、人から断られてしまう経験をたくさんされてきた方には、これはもう、ものすごくしんどいメッセージになっている と思います。
実際、そうやって自分から動いてみてもうまくいかなくてまた傷つく人が多いのです。
「自分を否定されない」「どんなじぶんであっても受け入れてもらえる」という感覚なくして、どんなにソーシャルスキルを磨いても、人間関係は深まらないと思います。
「そのままでいいんだよ」「ようこそいらっしゃいました
」「そのままのあなたでいいよ。」といってもらえる空間・出会い。
一見遠回りのようですが、この空間と出会いの積み重ねこそが、自分への自信を取り戻せる財産になると思っています。それがあって次の段階です。