いつもたくさんの方に見て頂き、ありがとうございます
宝塚発達心理ラボのラボ子です。
今日は、交流及び共同学習として、文化祭での共同制作での出来事をご紹介します。
私の職場は、全日制普通科高校の中に支援学校がある・・という全国でも珍しい学び舎です。体育祭や、文化祭ではここの高校生と共同で色々な取り組みをします。今は文化祭前なので、高校生と共同で巨大な旗を制作しています。
「あと一回くらい集まらないと仕上がらないね」と、担当の先生が言うと、すぐにリーダーの高校生が、大丈夫な日程を全体に問いかけて調整してくれました。
ある時間なら集まれそう・・と決まりかけたとき、その時間はまだこちらの授業が終わっていないことに気が付いて言った高校生の一言が素敵でした。
「私らだけで仕上げでも意味ないもんね」
この生徒は交流・及び共同学習の神髄をちゃんと理解してくれています
上手な作品を作ることが目的じゃないのです。一緒にすることが大切なんですね。このことをちゃんと理解して一緒に取り組んでくれていること大変うれしく思いました。
インクルーシブだなんだかんだ・・・と、強く意識しなくても、日頃から、程よい距離感、お互いの生活が見える距離にいることで、有形無形のよい影響をお互いに受けることができるようです。
できあがりはもうすぐです。
(これまでにもここの高校生にはずいぶん助けてもらっていて、道路に飛び出そうとした生徒を止めてくれたり、学校外で気分の悪くなった生徒に救急車を呼んでくれたり・・・・と、ありがとうを100回言っても足りないくらいお世話になっています。)