クラスの中での「あの子」の存在 | 宝塚発達心理ラボ <臨床心理士たちの研究会> 情報提供・発達支援・アセスメント・教材研究・不登校・ひきこもり支援

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いつもたくさんの方に見て頂き、ありがとうございますニコラブラブ

宝塚発達心理ラボのラボ子です。

支援級か支援学校か通常級かという選択のときに、「できるだけ早く、子どもは子ども同士の中に入れて、お互いに切磋琢磨させたほうがいいのではないですかニコというお声を頂きます。そのような保護者はたいてい通常級を選ばれるケースが多いです。子どもは子どもの中で伸びますからそれは一理あると思います。しかし、集団に入れれば万事オッケーというわけにはいかない事例もたくさん見聞きしてきました。いわゆる「放ったらかしガーンです。

 

集団に入ることでその子どもの成長が期待できる一つの目安は、キラキラご本人が周囲の子どもたちの行動を参考にして、自分の行動の修正や振り返りができるレベルにあるかどうかキラキラというのが一つの基準になります。周囲の子どもたちの真似や模倣もまだまだ難しい重度な発達の遅れがある場合、下手をすると「放置」おばけくんになります。担任の力量が低く、子ども同士の関わりをうまく誘導できないクラスなどで、この「放置」は残念ながらしばしば起こっています。

 

子ども同士の切磋琢磨はまだ困難で、まずは大人との交わりが必要だという子どもには、学校生活の中でも大人お母さんときちんと関われる環境を用意することは、地味ながらも大切な支援キラキラかもしれません。