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宝塚発達心理ラボのラボ子です。
発達に凹凸のある子どもを育てるとき、そして卒業後の進路決定などの際に、
何がそんなに保護者を不安にさせるのか。
それは圧倒的な情報の不足です。
今でこそ本屋に行けば、発達障害系のコーナーがあるほど充実していますが、それでも幼少期や学童期の育て方の本の販売数と、中年や老年の情報が掲載された本の販売数は全く違います。支援学校卒業後の進路に関しての本の量の少なさなどは、大学受験の情報量と比較すれば雲泥の差です。
同世代の子が大学や専門学校を選ぶときには、予備校もありますし塾もあります。進路指導部の手厚い資料提供があります。模擬テストでは合格可能性の判定をしてくれますし、センター試験に関しては予備校の持つ膨大なデータから全国の大学での判定が出ます。
支援学校卒業生にはそんなのはないです。学校と保護者との三者面談頼みです。
支援学校卒業後の進路に関して、地域にどんな事業所があるのかとか、卒業後はどんな生活になるのか保護者にはイメージできませんそれは情報が十分提供されていないからです。学校は学校でしっかりやっているつもりでいますが、保護者の立場に立てばその情報量は全く足りていないと感じられると思います。
放課後等デイサービスもどんなに延長しても二十歳で終わってしまいます。もし子供が作業所に行くのを嫌がったとき、ほかにどんな行き場所があるのかとか、誰に相談すればいいのかなどの情報もありません。卒業後こそ保護者やご家庭を支えなければなりません。
宝塚発達ラボの使命の一つに、情報提供
があります。どうでもいい情報も中にはあるかと思いますが、それでも情報を発信することで救われる人がいる限り、ささいな情報でも発信し続けたいと思います。
情報はそれ自体は情報でしかありませんが、人を安心させる大きな力があります
SNSがある現代には、支援にそれを活用しないのはもったいない!です。HPやブログを充実させることは、手間はかかりますが支援として十分価値があることだと思っております