おせちに込められた願い 三之重
飽きた?飽きただすか? (;^_^A
おせちネタ4発目だすからなあ~
でもこれでおせちネタコラムは最後だすから、
どうかお付き合いくださりませ~ m(_ _ )m
● なんでも食べ太郎 → 食べ物コラム → 「おせち」の由来と歴史
さて、こちらが今回の食べ太郎作 三之重全三品だすなあ~ (^-^)/ 三品!! ここで前回、前々回を 振り返ってみて下され。 一之重は九品、ニ之重は七品、 今回の三之重が三品と。 気付きましただすか? そう全て奇数なのだすぅ (^~^) |
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これは陰陽道で縁起が良いとされている
奇数にあやかったものなのだすぅ(仏教という説も)
しかし品数が偶数になってしまったからと言って慌てなくとも大丈夫
その場合は料理に見た目のアクセントや香り付けで添える
あしらいを一品に数えるのだすぅ (o^-')b
更に数の縁起で言うと、
伝統的な五段重では四之重は与之重と言うのだすな。
これは四が死につながると考えられている忌み数字だからだすぅ。
そして五段重の場合は与之重に煮物が入るだすが、
現在は三之重に入れるのが一般的みたいだすよ
それでは例によって食べ太郎のおせち画像を交えながら、
人々がおせち料理に込めた願いを見て行きませうか~。
「 蓮根のピリ辛煮 」 右上![]() |
先が見通せる様に、先見性が有るようにとの願いがこもっているのだすなあ~
食べ太郎にも先見の明を授けて下さいませ~ (。-人-。)
「 豚の塩角煮 」 左上![]() |
角煮だす・・・
今回も古来からの人々の願いが見当たりませぬ~ ( ̄Д ̄;;
って事で自分で理由付け致しませう
角煮、それはとても味が染みていまする。
そう、だから味のある人間になれる様に
これでどうだすかーっ ヽ(;´Д`)ノ
食べ太郎も味のある良い大人になりたいだすなあ
「 塩お煮しめ 」 下段![]() |
それから八つ頭も入っているだすが、これは色々な縁起担ぎがあるようだすなあ~
まずはその名前、これも今回の連作中に何度か出て参りましたが八とはつまり末広がり、
そしてお頭が八つもあるという事でめでたいとされているようだすぅ。
更にそれを食べることにより、人の頭に立つ、人の上に立つ、
出世する、という意味も含まれているのだすぅ (*^ー^)ノ
そして一つの芋からたくさんの芋がつく事から
子孫繁栄を願うという気持ちも込められているのだすなあ~。
斯様に八つ頭とはありがたい食べ物なのだすぅ~ :*:・( ̄∀ ̄)・:*:
これにて食べ太郎作おせち三段重と
おせち料理に込められた人々の願いの解説はお終いだすぅ (・ω・)/
それでは最後におさらいしながら、おせちをまとめまするか
そもそも弥生時代の遥か昔から、
季節の変わり目である節日に、人々は神に供物を奉げており、 やがてそれは平安時代の朝廷で節日に行なわれる 宮中行事の節会へと姿を変えたのだすなあ。 そしてその際に供される料理が御節供料理と呼ばれたのだす。 そこから時は流れ、江戸となり、豊かになった庶民の中には 節会を真似る風習が生まれてきたのだす。 そんな中で、江戸の粋な風流と相まって、御節供料理は 様々な願いや意味が込められ、発展して行ったのだすなあ。 また、民間では節会は節供と呼ばれ、それはやがて淘汰され、 年に何回かあった節供は正月のみに行なわれる様になって行ったのだすぅ。 そしてその形態は武家社会で行なわれていた、 めでたさを重ねる意味での祝い膳という 重箱に詰める料理の思想が組み込まれたのだすぅ。 更に時は流れ、第二次世界大戦後、 日本が戦後復興で景気が上向いて来た頃に デパートで御節供料理をおせち料理と略して売り出した事から、 やがてそれは現在の形として全国に根付いていったという訳だすなあ~。 |
この後は食べ太郎作三段重の全19レシピを
順次公開して行こうと思っていただすが・・・
さすがに皆さん飽きてきました? (;´▽`A``
まあ、ぼちぼち他の記事を挟みながら公開して行こうと思いまするぅ~。
それでは、おせちコラム全4編、長々とお付き合い下さった皆々様方、
本当にありがとうございましただすぅ~ m(_ _ )m
おせちレシピも是非お楽しみにだすぅ~